世界最高水準の研究・高等教育機関として名高い東京大学は、研究者や学生を支援するICTの実現を目指している。その一環として、ワイヤレス環境の改革を推進。学部や研究科などの部局ごとに従来通りの運用の独立性を保ちながら、通信基盤として大学全体をフラットに統合管理できる高度なネットワークの構築に着手した。
東京大学では従来から各キャンパスでワイヤレスネットワークを整備していたが、運用は各部局ごとに行われていたため、他の学部の建物に移動した場合などで移動先のWi-Fiに接続できないこともあった。近年はローミングサービスも提供し相互接続できるようにしたものの、抜本的な解決策ではなく、また学部ごとの運用やセキュリティ対策の状況だった。
現状の課題解決だけにとどまらず、運用の高度化を重視した全学横断的なワイヤレスネットワークの整備プロジェクトを開始。ピーク時で約1万8,000台のデバイスが同時接続でき、単一のビューで管理可能な階層的な運用環境を実現している。以下の資料では、その取り組みの詳細を紹介している。
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