ITにおけるライフサイクルは、3つのフェーズに分けられる。すなわち、必要なスペックの洗い出し、予算確認・購入申請、調達・納品、環境の利用申請などの「事前準備」、仮想マシン、ストレージ、ネットワーク、ロードバランサ、ファイアーウォール、ミドルウェアの設定、バックアップの設定、監視の設定などの「インフラ境環のデプロイ」、定常的な管理·監視、リソースの管理・追加、環境の削除、コストの管理といった「利用における運用」だ。
この3つのフェーズにおいて、「迅速性」「柔軟性」「管理の効率性」をいかに高められるかが、クラウド基盤構築のカギとなるとともに、ビジネスの成否に関わってくる。
この課題を解決するのが、仮想化技術の適用範囲をストレージやネットワークにまで広げ、データセンターのインフラ全体をソフトウェアで構成・管理するSDDC(Software Defined Data Center)である。
本資料では、クラウド基盤へ求められている要件や現状のITライフサイクルの課題などを整理したうえで、SDDCを実現するための技術を具体的に紹介する。ネットワーク仮想化や、データセンター全体の効率化・自動化を検討している方に有用な内容となっている。
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