昨年7月に三洋半導体株式会社(本社:群馬県、代表取締役社長:田端輝夫)及びORIENTALSYSTEMTechnologyInc.(本社:台湾新竹市、社長:JinShownShie、謝正雄)とのICカード上に搭載する指紋読取センサの開発・製造・販売での提携を発表して以来、セキュアデザイン株式会社は、その設計、試作段階を完了致しました。
半導体製造工程で用いられるマスク・パターンの設計を台湾のOST社で実施し、ファースト・トライアルとなる試作ウェアーハの製造を三洋半導体株式会社が担当し、現在、試作センサの実機を用いての評価テスト作業を台湾で開始致しました。
既に、開発ツールを用いたシミュレーション上では、最も実現困難とされていた15KVのESD対策をクリアーしており、この度の試作半導体センサによる評価・確認段階に移りました。
特に、今回新たに試作された半導体指紋センサは、指紋検出方式の分類からすると静電容量方式に属しますが、従来から存在する競合他社製品では実現されていない「濡れた指」への対策(高分解能支援回路)が搭載されていることと、ICカード上に組込む上で必須な「指紋検知回路」を実装した点及び消費電力が極端に少ない点が注目に値します。
当社の認証アルゴリズム開発チームも、新たな半導体指紋センサの試作完了に伴い、指紋読取面積8mm□と云う小さな照合指紋画像に対応する新たな照合アルゴリズムの開発を終え、その評価作業にも余念なく取り組んでおり、本年5月末のエンジニアリング・サンプル出荷に向けて、プロジェクトは順調に進んでおりますことをご報告致します。(以上プレスリリースより抜粋)
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