■報告書の概要
本レポートは、アジアの中でも通信市場、及び、携帯端末市場をリードする韓国の新規発売端末を定期的に分析し、今後の市場の方向性を提示するために企画されたものである。韓国国内で発売された端末の詳細情報を提供し、ROA Group独自の評価方法により、携帯端末の進化レベルを評価し、今後の予測を行っている。
本レポートにて、端末の基本情報、機能要素、付加サービス要素に対する評価、及び、今後の展望を把握することができる。
<エグゼクティブサマリー>
本レポートでは、2007年韓国における全ての新規携帯端末(端末メーカー6社の全114機種)を対象に調査を行った。
メーカーに関しては、LG電子が2006年に比べて新規モデル発売数の数を伸ばし、韓国国内における市場シェアは20%から26%まで上昇した。一方、サムスン電子は昨年と変わらず、韓国で50%のシェアを占めている。
韓国では2007年、WCDMA及びHSDPA対応携帯端末の市場シェアが急激に拡大した。2006年においては、その数わずか4%であったにもかかわらず、翌2007年には新規端末の30.7%が対応している状況となった。
これに加えて、モバイルWiMAX(WiBro)対応端末の割合も、前年と比べてで増加傾向にある。
目立った特徴としては、Bluetooth、sub-camera、VOD(ビデオオンデマンド)、テレビ電話、DMB(Digital Multimedia Broadcasting)搭載端末が増加傾向である点が挙げられる。また、モバイル・ペイメントを実現するUSIMカード対応端末の数も伸びており、この分野は、韓国の通信事業者とカード会社及び銀行との連携強化により、今後さらなる成長が見込まれる。
今後の予測に関し、ROA Groupは携帯のスリム化が進み、タッチスクリーンの採用もさらに拡大していくと考える。WCDMA及びHSDPAの拡大により、さらに革新的なマルチメディアサービスが可能になり、モバイルインターネット利用が促進されていくであろう。
※なお、レポートの本文は全て英文です。
※調査プロセス、及び、方法論については、PDFファイルをご覧ください。
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