近年、攻撃の件数、記録漏えいの件数、脅威の種類は増加の一途にあるように思われます。しかし、数字で見ると、2015 年は完全なる大惨事に至ったわけではありません。著しい妨害、視点の変化、セキュリティー業界の課題は高度化し続けていますが、伸びが鈍化した分野、さらには改善が見られた分野もあります。
IBM X-Forceが発表した
「IBM X-Force 脅威に対するインテリジェンス・レポート:2016年(日本語版)」
によるポイントは以下4つです。
1.高価値なデータが侵害される傾向が高まる
2015年は、医療関連のPIIや高機密データなど、より高価値なデータが侵害されるケースが見られました。
2.デジタル世界における犯罪組織の台頭
2015年は、オンライン犯罪における規模の大きさと精巧さが目立ち、この傾向は2016年も続くと予想されます。
3.モバイル・マルウェアの進歩
2015年は、モバイル・デバイスを標的にしたオーバーレイ・マルウェアの高度化が進み、攻撃手法がさらに精巧となりました。
4.マルウェア攻撃が国境を越えて移動
2015年を特徴づける金融マルウェアを追跡すると、世界のさまざまな場所にリソースを移動させていることが分かります。
また、本資料内でサイバーインテリジェンス専門家であるLimor Kessem氏は2015年を「サイバー犯罪にとって最高の年」だったと振り返ります。
詳細についてはダウンロードのうえ、ご参照ください。
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