企業間競争が激しさを増すと同時に、アプリケーションの開発から展開の高速化に各社が注力している。モノリシックから分散型へIT基盤がシフトする中、マイクロサービスが次代のアーキテクチャとして注目されている。その合理的な運用や徹底的なセキュリティ対策を具現化する上でNGINXが提供する製品群であり、とりわけ話題となっているのがWAF機能を実装したIngress Controllerだ。特に、コンテナおよびKubernetes環境へのセキュリティに注力している点がポイントである。独自の環境を整えたKubernetesでも、パブリッククラウドのマネージドのKubernetesでも、同じ設定で使える。そのポータビリティ性の良さが、セキュリティに関わる運用の負荷を大きく低減することにつながると期待されているのだ。この資料では、F5によるNGINX買収の成果とも言える機能強化について、詳しく解説している。