酒類事業のアサヒグループは、従来ビジネススピードに追従し切れないことが多かったITアーキテクチャのモダナイズに取り組んでいる。クラウドやコンテナ、自動化などモダンな技術を取り入れてITアーキテクチャと運用を再定義し、市場の激変にビジネスもITも対応できるようにするのが狙いだ。
ポイントはシステムの各要素をブロックに分け、つないでいることだ。基幹系と非基幹系を分けることはもちろん、基幹系システムも新しいクラウドでの業務システム、従来からのオンプレでの業務システムで分ける。それらをつなぐために「抽象化レイヤー」と称したAPI管理基盤を整備している。
現実的な業務では、これらのシステム群で利用するデータ(構造化データ)やコンテンツ(非構造化データ)をどう管理しているかが気になるところだろう。この資料では、抽象化レイヤーに「データハブ」として働くDWHや、データハブの非構造化データ版の「コンテンツハブ」として働くBoxの活用方法が紹介されている。激動するビジネスを支えるこれからのシステムの一つのあり方として参考となるだろう。
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