ファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を展開するZOZOは、ファッションコーディネートアプリ「WEAR」を運用するシステムの一部を、オンプレミスからクラウドに移行することを決めた。WEAR は2013年の開始だが、2004年リリースのZOZOTOWNのアーキテクチャがベースで比較的古いシステムであったため、具体的な手法として、米クラウドサービスプロバイダーFastlyの技術を採用することで、ゆるやかな移行を選択した。この資料ではプロジェクトを主導したZOZOの担当者が、ビッグバンアプローチではなく、Fastlyを用いたパスベースのルーティングによってオンプレミスとクラウドに通信をふり分けるという方法を選んだ背景を中心に、セキュリティ強化、パフォーマンスが改善した理由など全体的な視点で振り返っている。アプリサービスの規模拡大に伴いクラウドシフトを検討する企業にとって、参考になる情報となっている。