MCPCモバイルシステム検定は、ITシステムエンジニア、コンサルタント、IT企業のセールスエンジニアまたは営業担当者、情報システム部門の担当者といったIT業務に従事される方々などを対象者として設けられた制度です。
本検定では、モバイルシステムを構成する要素として、ワイヤレス通信、モバイル端末、モバイル関連ミドルウェア及びシステムソフト、モバイルコンテンツ及びアプリケーションに関連する技術などを取り上げています。
本検定は、今後モバイルシステムに業務として携わる方々に、これらの技術を理解していただき、モバイルシステムの提案、構築、運用をより効果的、効率的に行うために必要となる知識・情報を修得していただくこと、さらにこの分野における優れた営業担当者、技術者として活躍していただくことを狙いとしています。
今般、MCPCによるモバイルシステム検定制度が、モバイルシステムの提案、構築、運用のために必要となる知識とそのレベルを明示することによって、IT関連技術者の学習意欲の喚起を行い、その学習成果を検定試験により測定することが可能となります。
2.MCPCモバイルシステム検定制度の特長
(1)モバイルコンピューティング関連技術を一つの資格でカバー
デバイス、通信端末からソリューションまで、通信とコンピュータシステムの両方をカバーする国内で初めての資格制度です。
(2)特定の通信事業者やメーカーに依存しない資格
日本の通信事業者、コンピューターメーカー、端末メーカー等を会員にもつMCPCが総力を挙げてモバイルコンピューティング関連技術をバランスよく試験します。
(3)モバイルコンピューティングシステム構築に関連する方々に必須の資格
モバイルコンピューティングシステム構築には広汎な技術分野の知識を持つことが必要です。従来は関連技術を系統的に解説した教科書が無かったため、システム構築に関連する営業担当者および技術者は必要な技術・知識を得ることに苦労していました。本検定制度により該当のスキルを身につけていると認定された方々は各企業で即戦力となりうるはずです。
(4)ユビキタスネットワーク社会はモバイルコンピューティングから
いつでも、どこでも、誰でも情報やサービスを利用できるような情報通信環境がユビキタスであると言われています。モバイルコンピューティングシステムを活用して、いつでも、どこでも企業内ネットワークに接続することは、その具体的な利用形態の一つであり、企業活動にとってますます重要になると考えられます。本検定はこのような環境で、極めて重要な資格です。
3.MCPCモバイルシステム検定試験の概要
2005年度の検定試験は2級のみを実施し、上級資格については現在検討中です。
尚、2級試験は7月15日(金)を予定しています
・認定資格:2級
・受験条件:なし
・必要とする知識:
モバイルシステムを構成するワイヤレス通信ネットワーク、モバイル端末(ハードウェア、ソフトウェア)、モバイルコンテンツとサービス、セキュリティ、モバイル関連業務についての概要を理解する。
IT スキルとしては基本情報技術者、初級システムアドミニストレータ取得者または相当者。(ITSS[*1]2 ~ 3 レベル)
・実務への適応:
モバイルシステムについて顧客の要求(または提案)について理解し、ヒアリングが可能で、システム構築の概要が判るレベル。SI 技術関連業務1 ~ 3 年程度、営業3 ~ 4 年程度
[*1]ITSS:Skill Standards for IT Professionals(ITスキル標準)
【参考書】
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モバイルシステム技術テキスト
-MCPCモバイルシステム技術検定試験対応-
MCPC 監修
B5判
400ページ
定価:3,780円(税込)本体3,600円+税
ISBN:4-89797-608-1
発売日:2005年5月中旬
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[本件に対する問合せ先]
モバイルコンピューティング推進コンソーシアム(MCPC) 事務局
所在地 : 〒105-0011 東京都港区芝公園3-5-12 芝公園真田ビル2F
TEL : 03-5401-1935 FAX : 03-5401-1937
E-mail : office@mcpc-jp.org
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このプレスリリースの付帯情報
用語解説
[*1]ITSS:Skill Standards for IT Professionals(ITスキル標準)
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