ABIリサーチのRFID、ユキビタスワイヤレス部門のディレクターErik Michielsen氏は、指紋読取、虹彩認識、顔画像認識等のバイオメトリクス技術は、国土安全保障省や法執行機関から主な収益を得ているという。しかし業界全体の成長は、全世界の安全対策における、統一規格や投資の不足によって阻まれている。
Michielsen氏はさらに「バイオメトリクスデベロッパやベンダが過去3年間提供してきたビジネスチャンスのおかげで、バイオメトリクス市場は低コストの大規模展開で拡大に向かっている」と述べている。
ABIリサーチの調査レポート「バイオメトリックスとID管理」は、国家安全、公共安全、商取引に対する脅威における識別や認証確度の重要性について検証している。さらに市場予測は、マーケティング戦略や企業間競争について分析している。
シリコンチップや認証ソフトウェア技術も重要である。Authentec社の指紋認識向けバイオメトリックチップは既に、韓国(Korea Telecom)と日本 (NTT DoCoMo)で、WCDMAに搭載されている。またMichielsen氏は、指紋認識システム市場は2004年に300%以上の成長を見せ、同年8月にはAuthentec社の指紋認識センサの出荷数は300万台に及んだと説明する。
指紋センサは、個人情報の保護(IBMは“ThinkPad”に搭載している)や、パスワード問題の解決に利用され、さらなる安全性やヘルプデスクのコスト削減に有効である。また入退室管理や出欠管理にも有効である。
ネットワークレベルでは、マイクロソフト社がWindowsの次期バージョン“Longhorn”に最新バイオメトリックパッケージソフトを加え、他のPCメーカーもこれに従っている。
こうしたことはコスト削減や市場のさらなる拡大につながる。
◆調査レポート
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