2009年までに世界で850万人がWiMAXを利用し、通信市場を変革する

株式会社データリソース

2005-02-24 12:00

2009年までに世界のブロードバンド加入者全体の約3%である850万人がWiMAXベースのブロードバンドワイアレスサービスを利用するようになる
ワイアレスブロードバンドの技術であるWiMAXは、規制上の問題がないためにDSLやケーブルモデムサービスと十分に競合でき、通信市場に大きなインパクトを及ぼす可能性があると米国の調査会社インスタット社は報告している。WiMAXはポイント・ツー・マルチポイント(PMP)で伝送速度2メガ超のワイアレスブロードバンド接続をサポートし、最低で3-5マイル(約4.8Kmから8Km)までの距離をカバーする。ネットワークコストが安く、認可の必要な周波数、あるいは必要ではない周波数を使ってNon-Line-Of-Sight(見通し外接続:無線によるラストマイル接続)を可能にするWiMAXは、魅力的な技術である。

「技術的には魅力があるにもかかわらず、WiMAX市場はあまり成功していない。その理由は、いわゆるブロードバンドワイアレスプロバイダ(BWA)の数がコンシューマ向けのブロードバンド市場に対してあまりにも多すぎるということがあげられる。ブロードバンド市場の競争が高まるにつれて低価格化の圧力が強まり、加入者獲得のコストも大きくなり、かつてないほどにプロバイダの収益を低いものにしている」とインスタット社のアナリストKeith Nissen氏は述べている。

この調査レポートで提供されている情報のポイントは以下の通り。

・インスタット社は、2009年までに世界のブロードバンド加入者全体の約3%である850万人がWiMAXベースのブロードバンドワイアレスサービスを利用するようになると予測している。このブロードバンドワイアレス加入者のうち、約450万人がボイスオーバーWiMAXのサービスを利用すると予測している。

・大都市圏ではブロードバンドワイアレスプロバイダ(BWA)が約15%のシェアを得るだろう。

・新興国の市場は特に技術が旧式で、性能が劣るアウトサイドプラント(屋外設備)を使っているため公衆ネットワークのキャパシティがあまり高くない。このような地域ではWiMAXの技術は特に魅力的である。

インスタット社の調査レポート「WiMAX上の音声サービス:無線ブロードバンドによる収益の要」は、新たに登場したWiMAXブロードバンドワイアレスアクセス市場とVoIPがその全体的な開発において果たす役割について調査している。様々な市場区分におけるブロードバンドワイアレスプロバイダ(BWA)の活動領域の広がりと収益性、ビジネス分野での事例とコンシューマ分野との比較検討、音声/データのバンドリングサービスvsデータ専用サービスのモデルの比較分析を提供している。世界の地域別にWiMAX及びボイスオーバーWiMAXサービスの5年間の加入者予測を提供し、ボイスオーバーWiMAXのサービスの5年間の収益予測も提供している。

◆調査レポート
WiMAX上の音声サービス:無線ブロードバンドによる収益の要
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◆インスタット社について
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