レーザ技術は依然としてすべての地域でスキャナ収益の大部分を占めているが、2003-2004年の北米におけるイメージャの成長によってレーザとイメージスキャナの出荷数のギャップが縮まりつつあることが、AIDC調査における米国の傾向によってわかる。
北米市場ではここ数年間、イメージング技術がレーザ技術より速い速度で成長している。しかし、現在のイメージスキャナの需要は、携帯型と固定型の両方において、激しくレーザスキャナと競り合っているようだ(Exhibits I、II参照)。固定型スキャン市場では、POSスキャナ以外では、イメージャの記録的な成長によって、レーザスキャナがマイナス成長となった。
技術的に実現され、価格も競争的なレベルまで下がって来ているため、複数のアプリケーションにおいてイメージベースの技術の受入れは進んでいるようだ。イメージング技術は以下の要因のため、あきらかにレーザベースの技術より速い速度で成長している。
- イメージングスキャナの価格下落によって市場の受入れが進み、特に運送/ロジスティックス垂直市場における2DとPDF417バーコードの導入が進んでいる
- 研究開発によってイメージングスキャナの性能、特にデコードソフトウエアのアルゴリズムが向上し、イメージング技術の進歩を促した
- イメージングベースのソリューションによってレーザ技術の可動部分がなくなり、耐久性が向上した
- AIDC調査の予想以上に、デジタルカメラなどのイメージングベースの技術に対するエンドユーザの親近感が高まった
- レーザ技術には知的財産権の制限があるため、メーカは他の技術を求めており、イメージング市場の成長によって、市場シェアを獲得しようとするメーカも増えている
イメージベースのスキャナは、主に北米のレーザベースのスキャナからの移行によってシェアを拡大し始めているが、その傾向は欧州でもすすんでいる。現在、レーザとイメージベースのスキャンソリューションの両方が欧州でめざましく伸びつつある。しかし、イメージは特に産業向け/製造業の垂直セグメントではずみがつくだろう。北米市場は欧州、そして最終的にはアジア太平洋地域の市場に及ぶ影響を先取りして表しているのかもしれない。
◆AIDC Global Industry Business Planning Service: 2006 Service Year
Hand Held/Stationary Bar Code Scanners , Bar Code Printers and Consumables
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