企業の支店などのオフィスに分散するWindowsファイル サーバは、十分なセキュリティ対策やアクセス管理、バックアップ作業等が行われていないことが多く、情報漏洩やデータ紛失の脅威にさらされています。また、企業のITインフラの分散は、機器コストだけでなく運用および保守コストの増大も招いています。これらの問題を解決するために、NAS等によりファイル サーバをセンタ拠点に統合し、システム リソースと運用管理の一元化が図られようとしていますが、センター拠点と支店を結ぶWANの遅延や帯域不足により、期待したファイル アクセス性能を得ることができないという課題が新たに発生しています。
シスコでは、このような課題に対しセンター拠点および支店に「Cisco FileEngine」アプライアンスを配備するWAFS ソリューションを提供、WAN経由のファイル アクセスで発生する遅延と帯域不足の問題を解決します。WAFSの導入によって、分散するファイル サーバをセンター拠点に統合すると同時に遠隔地のクライアントに対してLANに近いファイル アクセス性能を提供することが可能になります。
そして、ローエンドからハイエンドまで豊富な製品群の構成を持つEMCの「Celerraシリーズ」では、顧客の要件に応じた柔軟なソリューションを提供します。例えば、数台の小規模なファイル サーバ統合から、300以上の支店に散らばる400台以上の大規模なWindowsファイル サーバの統合まで、幅広い要件に応えます。
今回の発表に先立ち、EMCジャパンとシスコは共同で本ソリューションの検証を実施し、両社製品の相互接続性が確認され、WAFS導入によるファイル アクセス性能の大幅な改善効果が実証されました。
EMCジャパンとシスコの統合ソリューションを活用することで、IT管理者はWAN回線の影響を受けることなく、企業のファイル サーバ環境に対するセキュリティ対策、アクセス管理、バックアップ、災害対策などをセンター拠点で一元的に管理することが可能になり、企業全体の情報管理をより簡単に、かつ低コストで行うことができるようになります。さらに、サポートやメンテナンスについても一元管理が可能となります。
今後、EMCジャパンとシスコは、共同プロモーションなどを行い、統合ソリューションの浸透を図ります。
EMCジャパン株式会社について
EMCジャパン株式会社は、顧客の情報価値を最小のコストで最大に引き出す「情報ライフサイクル管理(ILM)」を実現するための情報マネジメント&ストレージにおける世界のリーディング・カンパニー、EMCコーポレーションの日本法人です。EMCジャパンの概要や製品、サービス、ソリューションに関する詳細は以下のweb サイトをご参照ください。
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シスコシステムズ株式会社は、インターネット/イントラネットの基盤となるネットワーク関連機器を提供する世界的なプロバイダ 米国Cisco Systems Inc.(NASDAQ:CSCO)の日本法人です。ルータ「Cisco」シリーズ、スイッチ「Catalyst」シリーズ等のハードウェアから、世界のデファクト・スタンダードとなっているネットワークOS「Cisco IOS」、IPテレフォニー、ワイヤレス、ストレージ、セキュリティ、ネットワークドホーム、オプティカル等アドバンスド・テクノロジー分野のソリューション・製品まで幅広くかつ多国籍に提供しております。シスコシステムズは、企業・団体・組織の生産性向上をお手伝いするために、NVO(Networked Virtual Organization)を提唱しています。シスコシステムズ株式会社の会社概要・詳細は以下のWebサイトでご参照頂けます。
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