Linux搭載モバイルノートパソコン「Excelino（エクセリーノ）J04」

コンセプトは「Linuxを持ち運ぶ」 大学などの教育・研究機関から熱い注目

パソコンの製造販売会社テガラ（本社：静岡県浜松市，代表：佐藤俊彦）は，
Linux搭載モバイルノートパソコン「Excelino（エクセリーノ）」の新製品を
開発した。エクセリーノの新製品「Excelino J04」は2月24日に発売される。

「Excelino（エクセリーノ）」 (以下 エクセリーノ) は，OSにLinuxを採用している数少ないノートパソコンの一つである。そのなかでもエクセリーノは，「Linuxを持ち運ぶ」をコンセプトとし，モバイル性の高さに重点を置いた製品だ。

エクセリーノは企業や大学の技術者・開発者・研究者を中心として持ち運べる
Linux マシンのニーズが高まってきていることを受け，2004年7月に発売され
た。発売後は大学などの研究・教育機関を中心に販売実績を伸ばし，他のLin
ux搭載ノートPCにはない軽量・コンパクトさや無線LANに対応したモバイル性
の高さが好評を博している。

今回のモデルチェンジでは，新たに光学ドライブ（CD-R/RW/DVD-ROM）を搭載し，無線LAN機能がより高速なIEEE802.11gに対応した。本体重量は1.55kgと高いモバイル性を保っている。また，ユーザーの要望に応じてオプションで英語キーボードへの換装も行う。

OS には引き続きノベル社の Linuxディストリビューション「SUSE Linux Professional」を採用。従来同様に統合パッケージ管理ソフト「YaST」によるオンラインアップデート機能を搭載している。また、Samba3.0によるWindowsネットワークへの接続機能など、Windowsとの親和性を高める機能をそのまま搭載している。

今後はさらに個々のユーザーのニーズに応えるため，CPUクロックの変更やHDD容量の変更といったカスタマイズサービスの提供を進める予定だ。

年間販売台数は１００台を見込んでいる。