ConnectCore Wi-9Cは、NetSilicon ARM9をベースとした「NS9360」プロセッサを搭載しており、セキュアな有線および無線LANを必要とする完全かつフルに統合化されたメイン処理システムです。また、本製品は国内外の電波法認可のもとに提供され、ワイヤレス製品開発の遅れやコストにも響く製品認証作業を削減することができます。
「無線通信設計には、各々の地域の規定による認可が義務づけられており、事前認可がない場合、ワイヤレス機器メーカは、製品を市場に出すまでに膨大を費やすことになりますが、当社のソリューションはこうした遅れを排除します」とDigi Internationalのエンジニアリング副社長、ジョエル・ヤングは話しています。
ConnectCore Wi-9Cは、ワイヤレス技術も含めてすべてDigiによって開発されており、組込み製品のライフサイクル長期化のニーズに対応して製品提供を行います。本製品はまた、Digiの有線専用組込みコアモジュールであるConnectCore 9Cと完全にピン互換で、置き換えることが可能です。ユーザ装置の一切の変更なく、一つの設計・開発成果を有線、および有線/無線を組み合わせたネットワークを搭載した製品として実現することも可能になります。
ConnectCore Wi-9CはRoHSに適合し、業界標準SO-DIMM形状に、有線/無線ネットワーク機能はもちろん、最大256MBのSDRAMとFlashを搭載しています。このほか、WFP、WPA、WPA2/802.11iを含む高レベルの無線ネットワークセキュリティ機能、RJ-45イーサネットコネクタ、USBコネクタ、産業用途向けの耐久性(-40℃~+85℃)、広範なアプリケーションに対応するための処理速度やメモリサイズ、オンボードコネクタといった理想的な選択が可能なオプション、といった特徴も持っています。
Digiでは、今回のConnectCore Wi-9Cの開発に合わせ、当社のNET+Works、マイクロソフトのWindows CE 5.0、Linux開発キットといった、迅速な開発を実現するための低コストの開発キットを近く提供する予定です。開発キットは、ConnectCore Wi-9Cアプリケーションを開発するために必要なすべてのハードウェアとソフトウェアを搭載しています。
なお、5月17日(水)に開催する「Digi Embedded Network Forum 2006 OSAKA」( (リンク ») )において、ConnectCore 9C、ConnectCore Wi-9Cの展示ならびにデモンストレーションを行う予定です。
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