ノーテル、次世代ネットワーク (NGN)を支える通信事業者向けIMSプラットフォーム「Versatile Service Engine (VSE)」を発表

ATCA準拠のオープンスタンダードを基に携帯・固定通信事業者、ケーブルTV事業者の主要なIMSのニーズに対応

ノーテルネットワークス株式会社 2006年05月23日

ノーテルネットワークス株式会社 (本社:東京都品川区、代表取締役社長:ニック・ブルーデンヒル、連絡先:03-5740-1300、以下 ノーテル) はこのたび、次世代ネットワーク(NGN)のサポートを図るため、通信事業者のワイヤレスおよびワイヤライン・プラットフォームを、次世代通信機器の業界標準規格であるATCA (Advanced Telecom Computing Architecture、注1) 準拠へと移行する計画を発表しました。

この計画に基づきノーテルは、通信事業者向けオープン・ソリューションを提供する戦略の一環として、携帯・固定通信事業者、ケーブルTV事業者それぞれの市場ニーズに対応する、第2世代ATCA準拠プラットフォーム 「Versatile Service Engine (VSE、バーサタイル・サービス・エンジン)」を提供します。

ノーテルは現在、VSEプラットフォームをベースとする最初のIMS (IP Multimedia Subsystem、注2) を構築するための製品として、「Call Session Control Function
(CSCF、注3) 」 の試験導入を通信事業者と共に行っています。これに加えてIMS Home Subscriber Server (HSS、注4)、Home Location Registers (HLR、注5)、ワイヤライン /
ワイヤレス・コールサーバー (MSC)などのIMSおよびコア製品も、2006年および2007年にVSEプラットフォーム上で順次提供される計画です。通信事業者は、これらATCAベースのプラットフォームを用いた共通環境を構築することで、管理作業および費用の大幅な削減を達成します。
CSCFは、2006年第2四半期より販売を開始し、HSS、HLR、MSCなどの製品は順次、販売を開始する予定です。

VSEは、通信事業者におけるシェルフあたりの収容密度の50%向上、プラットフォーム間のモジュラーの共通性拡大、データ損失のないシステム修復を可能にする「フライトレコーダー」機能を含め、キャリアグレードの多様な機能を提供します。ノーテルはATCAプラットフォームに基づくVSEにより、コアネットワーク装置の設置面積の縮小、ネットワーク容量の拡大、信頼性と柔軟性の改善を実現し、製品の構成や相互運用の幅を拡大していきます。

ノーテル は、ATCAプラットフォームに基づくVSEでコアのIMSコンポーネントを標準化することによって、商用かつ実用レベルのコンポーネントとあわせたソリューションを提供します。今後、固定と携帯のネットワークの統合が進むにつれ、ATCAベースのIMSアーキテクチャーがさらに高い価値を持つようになると考えられています。ノーテルの新たなIMSは、ATCA標準化のオープン性を高めるだけでなく、音声およびマルチメディアサービスの加入者が携帯電話とWiFiのドメイン間でスムーズな移動を実現するFMC (Fixed Mobile Convergence、注6)をはじめとする、より充実したサービスの実現を可能にします。

ノーテルは、ATCA、通信事業者向けソフトウェアおよびその他の業界標準をベースとする、モジュラー形式のコミュニケーション・プラットフォームの定義および開発に取り組んできました。その一環として、モジュラー形式の通信サーバー構築ブロックをATCAシステム・アーキテクチャーに組み込むことによって開発期間を短縮し、より優れたネットワーク機能をノーテルの世界中のお客様に提供できるよう、Motorola社のEmbedded Communications Computing部門やIntel社と密接に協力しています。

ノーテルは、高いオープン性を持つIMSの実装環境を提供します。全世界の携帯・固定通信、ケーブルTV市場でノーテルは、競争力のあるIMS SIP対応サービスを迅速に開発し提供できるよう、オープンかつ標準ベースのIMSソリューションの試験導入を進めています。ノーテルは、SIPアプリケーション分野のリーダーとして、業界で最も進化した柔軟なIMSソリューションを提供するために、戦略的パートナーと協力しています。

ノーテルは、本年2月にスペインのバルセロナで開催された3GSM World Congressで、コアIMSソリューションのライブ・デモンストレーションに成功しています。

「Versatile Service Engine (VSE)」の価格は個別見積もりとなります。第2四半期より国内で販売を開始します。


Nortelについて

Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、グローバルビジネスの強化・促進、機密情報のセキュリティ保護に努め、人々の生活をより豊かにしています。通信事業者と企業の双方に向けたNortelの次世代技術は、ネットワークの簡素化により、アクセスおよびコアネットワークの接続、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションへの対応、効率性やスピードならびにパフォーマンスの向上における障害の削減を行い、情報と人々を結びつけています。Nortelは、世界150ヵ国以上で活動を展開しています。詳細な情報に関しては、www.nortel.com をご覧下さい。また当社に関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。

* Nortel、Nortelロゴ、グローブマークは Nortelの商標です。

用語解説

[用語解説]

注1:ATCA (Advanced Telecom Computing Architecture)
業界団体PICMG (PCI Industrial Computer Manufacturers Group)が策定した次世代ネットワーク向け通信機器の業界標準規格。ブレード構造を採用しており、信頼性、保守性、サービス性に優れている。

注2:IMS (IP Multimedia Subsystem)
業界団体「3GPP」「3GPP2」によって標準化されたオールIPベースの一元的なサービスプラットフォーム。音声通話とデータ通信を統合し、マルチメディアサービスの提供を行う。

注3:Call Session Control Function (CSCF)
セッションの確立と管理、及びIMSネットワーク間でのメッセージのやりとりを行うSIPサーバー。

注4:Home Subscriber Server (HSS)
加入者データを管理するデータベース。固定、携帯電話などで従来は複数に分かれていたデータベースを一元的に管理する。

注5:Home Location Registers (HLR)
加入者の位置管理を行うデータベース。

注6:FMC (Fixed Mobile Convergence)
固定通信と携帯通信を統合したサービスの呼称。

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