Ovum社の主席アナリスト Bola Rotibi氏は、次のように述べています。「JBuilder 2007は、ボーランド デベロッパーツールズグループがJBuilderの製品ラインで到達した高機能で包括的な開発環境をほぼ維持しながらも、今、Eclipseベースの開発環境となったのです。顧客は、Eclipseの能力を最大化したいと考えているので、オープンソースコミュニティを包含するとともに、強力かつ機能豊富な開発/管理サポートを信頼できるかたちで提供できるプロバイダーを求めているのです。CodeGearのJBuilder 2007は、このような市場の要求に応えるものです。」
2つの主要なトレンドが、今日のソフトウェア開発を変えつつあります。ひとつは、オープンソースのこれまで以上の普及、もうひとつは、開発チームがますます世界各地に分散していることです。「無償」のツールやコンポーネント、制限のない柔軟性を提供することで、オープンソースは、その本質から、制御不能な開発環境を生み出します。それは、すでに複雑化しているプロセスの管理をいっそう困難にし、結局開発コストを増大させ、生産性とソフトウェアの利用と開発における信頼性を低下させる恐れがあるものです。同時に、マクロ経済の変化は、ソフトウェア開発の分散化と、これに関連する遠隔地のチームを管理するための労力とコストを生み出しました。
JBuilder 2007は、エンタープライズクラスのコラボレーション機能により、これらの変化に対応します。これは、商用ソフトウェアとオープンソースプラグイン、サードパーティ製ツールやフレームワークのエコシステムを強化すると同時に、ソフトウェア開発プロセスにおける信頼性を回復するものです。CodeGearの製品戦略担当副社長に就任したマイケル・スウィンデルは、次のように説明しています。「エンタープライズ開発にとって、オープンソースは、コストメリットと柔軟性をもたらすでしょうが、一方で生産性の低下、組織の分断、リスクといった困難さが付きまといます。JBuilder 2007は、エンタープライズ開発とオープンソースが相補うようにし、組織全体に明白な価値を提供することができるのです。」
Eclipse FoundationのエグゼクティブディレクターであるMike Milinkovich氏は、以下のように述べています。「JBuilder 2007は、Eclipseプラットフォームを拡張し、エンタープライズクラスの機能を提供します。これにより、組織や開発者は、分散チームとソフトウェア開発をよりよく管理できるようになります。私たちは、CodeGearが、JBuilderの次世代IDEの構築にEclipseを選択したことを大変喜ばしく思います。JBuilderは、Eclipseエコシステムにおける新しい主要製品となることでしょう。」
Eclipseのメリットを享受するために完全にアーキテクチャを見直し、再構築されたCodeGearのJBuilder 2007は、JBuilderのトレードマークであるエンタープライズクラスの機能や、容易な操作性、生産性、複数のチームや遠隔地間の開発者や組織がより効果的に複雑なプロジェクトを管理できるようにするコラボレーション機能を含む豊富な機能を、オープンプラットフォームの優位性と結合するものです。JBuilder 2007には、次のような優位性や機能があります。
・スピード:JBuilder 2007は、P2P機能、ビジュアルEJBデザイナ、WebサービスGUIデザイナ、Java 5エンタープライズ機能などにより、Java開発チームや開発者個人の開発速度を向上させます。JBuilder 2007は、スピードと生産性を高めるエンタープライズクラスのプロジェクト管理機能に加え、革新的で極めて高い生産性をもたらす「ドラッグアンドドロップ」によるビジュアル環境を提供しています。
・バランス :JBuilder 2007は、複数のチーム間や遠隔地において、また、オープンソースと独自のソフトウェアが混在する複雑なプロジェクトのバランスをとり、管理できるように支援します。JBuilder 2007に搭載されたTeamInsightは、革新的なコラボレーション基盤であり、組織が、ソースコード管理、要求、バグトラッキング、プロジェクト管理のための最高のソリューションを活用できるようにします。アプリケーションライフサイクル管理のために、JBuilder 2007は、Together<R>、StarTeam<R>など、Eclipseベースの、ボーランドのALMソリューションを搭載しています。
・信頼性:信頼できる商用開発ツールとして、JBuilder 2007は、ソフトウェア開発プロセスにおける信頼を確立します。JBuilder 2007は、最も一般的なオープンソースプラグイン、ツール、フレームワークを集め、どのようなサイズの組織でも利用できる、直ちに使用可能な検証済みのソリューションとして、これらを統合しています。
JBuilder 2007は、個人、中小企業、ワールドワイドのエンタープライズ開発者に至るまで、Javaおよびオープンソースリソースの価値を拡張します。既にEclipseに慣れ親しんでいる開発者は、統合されたパフォーマンスチューニングと管理機能に加えて、JBuilder 2007で提供される、さまざまなOSSおよび商用アプリケーションサーバーの広範囲なサポートのメリットを得ることができます。他のユニークな特徴として、LiveSource<R>によるJavaのビジュアルソースコードモデリング、Optimizeit<TM>によるJavaコードのプロファイリング、ソースコードの検査と測定機能、リファクタリング、アジャイルオープンソース開発とデプロイに対応した完全なTeamInsightなどを搭載しています。
本日の発表には、個人開発者向けのJBuilder 2007 Developer、企業のシステム部門向けのJBuilder 2007 Professionalと、エンタープライズチーム向けのJBuilder 2007 Enterpriseが含まれます。
■価格と出荷時期
米国においては、JBuilder 2007(英語版)は、直ちにご注文いただけます。新規ユーザー様向け、バージョンアップ向け、サポート更新ユーザー様向けのそれぞれの価格を用意しています。JBuilder 2006のお客様は、既存のアプリケーションを容易に、新しいEclipseベースのJBuilder 2007 IDEに移行できます。英語版は今四半期後半に、ドイツ語、日本語、フランス語の各国語版は、2007年第1四半期に出荷開始する予定です。動作環境、言語、価格、出荷時期などの詳細につきましては、www.borland.com/us/products/jbuilder/index.htmlをご覧ください。
なお、日本においては、11月28日に開催予定の「第3回 ボーランドデベロッパーキャンプ」にて、JBuilder 2007の概要を紹介する予定です。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。
■CodeGearについて
CodeGearは、個人から企業の開発チームに至る広範囲のソフトウェア開発者のために、高い生産性を生み出す革新的な開発ツールを提供しています。CodeGearの製品を用いれば、複雑なテクノロジーとタスクを単純化し、プラットフォームの選択の呪縛から開発者を解放することで、開発者はそのインフラにではなく、アプリケーションの設計に集中することができます。
■ボーランドについて
1983 年に設立されたボーランドソフトウェアコーポレーション(NASDAQ:BORL)は、Software Delivery Optimization(SDO)ビジョンの実現に向けて、プラットフォームに依存しないソリューションを提供する世界最先端の企業です。人材、プロセス、テクノロジーを融合したソフトウェアおよびサービスの提供を通じて、ビジネスにおけるソフトウェア価値の最大化を支援します。高品質のソフトウェアを納期どおり予算内で提供する方法についての詳細は、 (リンク ») をご参照ください。
Borland、CodeGear、JBuilder、Together、StarTeam、LiveSource、TeamInsight、OptimizeitおよびすべてのBorlandブランドおよび製品名は、米国およびその他の国におけるBorland Software Corporationのサービスマーク、商標、または登録商標です。Java、EJBおよびすべてのSunブランドおよび製品名は、米国およびその他の国におけるSun Microsystems, Inc.のサービスマーク、商標、または登録商標です。その他すべてのマークは、その所有者に帰属します。
用語解説
■将来的な予測に関する声明
この文書には、1995年の米国私募証券訴訟改革法(Private Securities Litigation Reform Act of 1995)を含む連邦証券取引法(Federal Securities Laws)に定める「将来的な予測(forward-looking statements)」が含まれています。将来的な予測とは、ボーランドの製品やソリューションで提供される機能や、それによってもたらされる可能性のある利益、JBuilder 2007を含むこれらの製品やソリューションの出荷日、計画、市場での受容などがこれにあたりますが、これらだけに限定されるものではありません。このような将来的予測に基づく記述は現時点における予想に基づくものですが、この予想にはいくつもの不確定要素およびリスクが含まれ、実際の事象または結果はこれと大きく異なることがあります。実際の事象または結果が予想と大きく異なる要因としては、特に次のようなものがあります。Borland製品への需要に不利に影響する急速な技術の変化、顧客要求の変化、戦略的リレーションシップにおける変更、製品およびサービスをBorlandが提供する能力における遅延、提供ソフトウェアのエラーや競合企業の発表。これらおよびその他のリスクについては、米国証券取引委員会(Securities and Exchange Commission)に保管されるBorlandの定期的報告によって適時詳細な説明が行われます。これらの報告には、Form 10-Kによる最新の年次報告およびForm 10-Qによる最新の四半期報告が含まれますが、これだけに限定されるものではありません。Form 10-Kおよび10-Qはwww.sec.govで入手することができます。Borlandは、新しい情報や状況の変化が生じた場合でも、将来的な予測の内容を更新または変更する義務を負いません(また、このような義務を放棄します)。BorlandのWebsiteに掲載されている情報はこのプレスリリースの一部を構成するものではなく、また参照されません。
■□━━━━━━━━━━━━━━━━■□
本件に関する報道関係者のお問い合わせ先
■□━━━━━━━━━━━━━━━━■□
ボーランド株式会社
デベロッパーツールズ事業本部
マーケティングディレクター 藤井 等
hifujii@borland.com
TEL 03-4560-1188
■□━━━━━━━━━━━━━━━━■□
読者のお問い合わせ先
■□━━━━━━━━━━━━━━━━■□
ボーランド株式会社 お問い合わせ窓口
〒160-0023 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト
TEL. (03) 5323-3071 E-mail. Sales.Japan@borland.com
URL: www.borland.co.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。