ボーランドは、負荷テストツールの最新バージョン「Borland SilkPerformer 2007(ボーランド・シルクパフォーマー 2007)」(SilkPerfomer)の国内における販売を8月7日より開始した。製品出荷は8月31日。
同製品は、ボーランドが2006年2月に買収した、テストソリューションを提供するSegue Software製品の最新バージョンで、日本語環境での負荷テストに対応可能な国際化版にあたる。
各種のテスト資産(テストスクリプト、プロフィール、テストデータ、カスタム計測など)を一元管理し、単一のインターフェースでアクセスすることが可能。また、テスト管理ツール「Borland SilkCentral TestManager」との連携で、負荷テストを自動的に実行し、結果収集を行うことも可能となる。
テストスクリプトを作成・カスタマイズするためのウィザードが用意されており、記録、再生、負荷テストを行う一連の流れをガイドに従って操作するだけで必要なテストが行える。オプションのプラグインを利用することにより、Eclipse側でのスクリプト作成も可能。また、オプションモジュールとして用意されている「dynaTrace Diagnostics」により、.NETやJava(EJB)アプリケーションのコンポーネントレベル(クラスやメソッドなど)まで性能を分析し、ドリルダウン機能によって性能障害の根本原因個所を特定することができる。
ライセンスには、「永久使用ライセンス」と、必要な期間のみ月単位で利用できる「期間限定ライセンス」の2種類が用意されている。標準価格は、永久使用ライセンスが、「Web仮想ユーザーパック」の5万2000円(同時使用ライセンス1ユーザー)より。期間限定ライセンスについては、要問い合わせ。
また、ボーランドでは企業システムの性能問題を改善するプロフェッショナルサービスも提供する。これは、ユーザーに代わって、SilkPerformerを利用した負荷テストの計画、実行、結果分析、改善策の提供を行うものだ。