今回公開した「BPMN業務フローテンプレート」は、当社の販売するBPMN準拠のビジネスプロセスモデリングツール「ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio」のテンプレートとして提供します。このテンプレートの公開により、業務フローの作成する際の各業務範囲の設定と記述の詳細化レベル(いわゆる粒度)を統一させ、本テンプレートを参考にすることにより自社の業務フローを効率よく“見える化”することが可能となります。
同時に日本版SOX法(金融商品取引法)対策で最も時間がかかると想定されている業務の可視化/文書化を支援します。
この業務フローテンプレートは、日本で数多くの実績を持つ株式会社スワンの協力を頂き、同社の中堅企業向けERPパッケージ(基幹業務統合ソフトウェア)であるNewRRR(ニュートリプルアール)の業務フローを基にマーズコーポレーションがBPMN化したものです。NewRRRは、日本の商習慣に適応している日本製のERPパッケージであり、公開したテンプレートは、この業務フロー体系をBPMN化した点が特徴です。
当社は、この「BPMN業務フローテンプレート」を無償公開することによって、標準の表記法であるBPMNの普及を目的としています。また、日本版SOX 法対策のため、業務フロー図によって業務を整理し可視化だけでなく、その業務フロー図を基にSOAを活用したシステム設計へつなげる支援を行います。併せて、マーズコーポレーションと共同で業務プロセス可視化及びシステム化のコンサルティングサービスの提供を開始いたします。
詳細情報やダウンロードについては以下のサイトを参照下さい。
公開日:2006年6月14日(水)
公開URL: (リンク »)
■「BPMN業務フローテンプレート」について
今回無償公開したこの「BPMN業務フローテンプレート」は、ERP導入対象の仮想企業をベースに企業機能相関図と販売系、生産系、会計・決算系の主要プロセスをBPMN表記法で再整理したものです。ダウンロード資料としては組織図と販売系で43、会計・決算系で13、生産管理系で14、計70の業務プロセスと業務フローの標準化をするために必須となるERPで使用されている用語一覧で構成されております。
この業務テンプレートは、企業の業務プロセス可視化のトライアルとして自社のプロセスを作成する際のテンプレートとして活用いただけます 。
■BPMNについて
Business Process Management Initiative(BPMI)によって、2004年5月にパブリックリリースされたビジネスプロセスモデリング表記基準です。(BPMIは、2005 年6月にOMGと統合されました。)BPMNは、ビジネスプロセス図でビジネスプロセスを表現する図形表記法を提供しています。BPMN は、プロセスの複雑なセマンティクスを表現できないビジネスユーザーに理解しやすい表記法を提供することで、テクニカルユーザーとビジネスユーザーの両方がビジネスプロセスを管理できるようにすることを目的としています。つまり、ユーザーの業務要件を業務プロセスベースでITに落とし込む際、ユーザー企業、ビジネスアナリスト、ITスペシャリスト、運用管理者の“共通言語”として効果を発揮できます。また、BPMN のグラフィック要素と実行言語であるBPEL(Business Process Execution Language)の基本要素間のマッピング仕様も提供しています。
※なお、BPMI 表記法作業委員会の座長であるStephen A. White 氏の了解を得て、BPMN1.0を日本語に訳したものを当社にWebサイト( (リンク ») )にて公開しております。
■ITpearls Process Modeler for Microsoft Visio について
スイス ITpearls社が開発しBPMN1.0に完全準拠したビジネスプロセスモデリングツールです。同製品の大きな特徴として、ビジネスユーザーだけでなく、一般ユーザーでも広く使用されているマイクロソフト株式会社のMicrosoft Visioをプラットフォームとして実現した点です。専門ツール独自の複雑な操作を習得する必要なく、Microsoft VisioのステンシルとしてBPMNの基本要素を提供しているため、完成度の高いMicrosoft Visioの作図機能を活用することができます。
会社概要
株式会社マーズコーポレーション
株式会社マーズコーポレーションは、少数精鋭のユニークなIT集団として製造業を中心に多くのグローバル企業を支援してきました。1990年代初頭より ERP導入支援を皮切りに90年代後半にはオブジェクト指向での基幹システム導入を手掛け、最新モデル及びテクノロジーを積極的に取り入れながらソリューション提供を行っています。特にここ数年はグローバル環境での製造業にフォーカスし、迅速で且つ柔軟なシステム提供を目的としたビジネスコンポーネントの最適モデル化及び汎用部品化並びにアプリケーションプロセスのパターン分析等の研究・開発に取組んでいます。
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日揮情報ソフトウェア株式会社
日揮情報ソフトウェア株式会社は、総合エンジニアリング会社の日揮株式会社、ならびにシステムインテグレータの日揮情報システム株式会社で、長年培ってきたデータベース設計、開発および運用管理において活用してきた各種ソフトウェア・プロダクトの活用経験を生かし、eビジネス分野等のソフトウェア・ソリューションを支援するツール群の販売、コンサルテーションを事業としております。特に、「海外ソフトウェアの国内マーケティングと販売に特化」し、海外の優れた生産性向上ツールを迅速にお客様へ提供しています。
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*本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本プレス発表に関するお問い合わせ先
日揮情報ソフトウェア株式会社 営業本部 eBiz営業部 深池
TEL: 03-5778-0262
Fax: 03-5778-0265
E-Mail: prodpost@jsys.co.jp
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