この度のバージョンアップでは、ビジネスプロセス標準化を推進しているOMG(Object Management Group)が本年1月に改訂したBPMN1.1 に完全準拠し、モデリング操作性や可視化表現力でも多くの改善を施しています。
また、ワークフローの標準化組織であるWfMC(Workflow Management Coalition)が開発した異種BPM ツール間のBPMN モデル交換XML フォーマットであるXPDL(XML Process Definition Language)2.0 に準拠したXML インポート/エクスポート機能を追加したことにより、Visio で作成したBPMN モデルと各BPM ベンダの業務プロセス設計環境との相互交換が可能となり、業務プロセス図の書き換え作業を大幅に削減できます。
さらに、モデルをデータベースで一元管理するリポジトリ(Team Repository)機能では、モデル保存の高速化を図り、全社的な業務プロセスモデル管理、プロセスの部品化と再利用を可能にしています。
今回の新バージョンリリースにあたりまして、マイクロソフト株式会社様よりお言葉を頂戴しておりますので、併せて発表いたします。
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日揮情報ソフトウェア株式会社様の「ITP Process Modeler for Microsoft Visio」の新バージョンVer.5の販売開始の発表、おめでとうございます。
日揮情報ソフトウェア様の豊富なコンサルティング経験とMicrosoft(R) Office Visio 2007をベースとした「ITP Process Modeler for Microsoft Visio」の組み合わせによって、ユーザ企業様のビジネスプロセスをより分かりやすく可視化できるようになり、変化の激しいビジネス環境に迅速に対応が可能になると確信しております。
今後とも日揮情報ソフトウェア様と戦略的に協業し、ビジネスプロセスモデリング市場のさらなる拡大をはかっていく所存でございます。
マイクロソフト株式会社
インフォメーションワーカービジネス本部 業務執行役員 本部長 横井 伸好
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■BPMN
BPMN は、ビジネスユーザーが、自らが関与する業務の分析や改善および理解の過程において、そのコミュニケーションに標準化された表記法を用いることによって、業務プロセスを理解し、新しい内部プロセスやB2B ビジネス環境に迅速に対応できることを目的として策定されました。
BPMN は、ビジネスプロセスモデリング表記標準として、Business Process Management Initiative(BPMI)によって、2004 年5 月にパブリックリリースされ、現在は、OMG(Object Management Group)にて管理されています。
OMG では、その公式HP で、アプリケーション設計のためのモデリングはUML で行い、システム設計のためのモデリングはBPMN で行うということを推奨しています。
※BPMI 表記法作業委員会の座長であるStephen A. White 氏の了解を得て、BPMN1.0 を日本語に訳したものを当社のWeb サイト( (リンク ») ) にて公開しております。
BPMN1.1 における変更点( (リンク ») )も公開しております。
■ITP Process Modeler for Microsoft Visioについて
BPM コンサルティングおよびBPM スイート製品を専門とする itp commerce 社によって開発されたBPMN に完全準拠したビジネスプロセスモデリングツールです。
本製品の大きな特徴は、ビジネスユーザーだけでなく、一般ユーザーでも広く使用されているマイクロソフト株式会社のVisio をプラットフォームとして実現した点です。専門ツール独自の複雑な操作を習得する必要なく、Visio のステンシルとしてBPMN の基本要素を提供しているため、完成度の高いVisio の作図機能を活用することができます。
■新機能
- BPMN1.1 準拠
BPMN1.1 では、見た目のわかりやすさを重視した改訂が行われおり、BPMN1.1 に完全準拠するよう更新致しました。
- XPDL2.0 のラウンドトリップエンジニアリング
XPDL2.0 に準拠し、異なるBPM ツール間でBPMN のモデル交換を行うインポート/エクスポート機能を追加致しました。
- ITIL(Information Technology Infrastructure Library) v2 フルサポート
IT サービスマネジメントのベストプラクティスであるITIL プロセス(11 種)のすべてをBPMN の業務プロセステンプレートとして提供致します。
- スマートタグの採用
アイコンにマウスを合わせるだけで画面の表示/非表示を可能とするスマートタグの採用によって、スクリーン上での業務プロセス記述スペースを広く維持してモデリングを行うことができます。
- 検証機能の強化
違反のランク(エラー、警告、情報)をカスタマイズし、業務プロセスの記述目的に合わせた検証を行うことができます。
- BPMN 図形要素の書式設定
BPMN 図形要素への任意の書式設定を可能とし、業務プロセスの分かりやすさを重視したモデリング行うことができます。
- 文書化ウィザード
業務プロセスからMicrosoft Office Word のドキュメントを自動生成する機能において、Word テンプレートをウィザード形式で生成することを可能とし、ドキュメントを効率的に作成することができます。
- Microsoft Office 2007 のサポート
Word へのドキュメント自動生成、Excel/ PowerPoint/ Visio で描かれた業務プロセス図をBPMN 書式に変換するインポート機能、業務プロセス内部に描かれた作業シーケンスをMicrosoft Office Project のガントチャートに変換する機能において、Microsoft Office 2007 をサポート致します。
- リポジトリのバックグランド保存と高速化
リポジトリ機能において、データベースへの業務プロセスの保存を高速化し、さらに、バックグランド保存を追加することによって、保存中でもモデリングを行うことを可能としました。
■動作環境
- オペレーティングシステム
Microsoft Windows 2000 / XP SP2 / Vista
- サポートする Visio
Microsoft Office Visio 2003 / 2007
■製品リリース・スケジュール
2008 年9 月11 日より販売開始。
2008 年9 月16 日より出荷開始。
■標準価格
・ ITP Process Modeler for Microsoft Visio Business Edition : ¥162,000(税別、初年度メンテナンス含)
・ ITP Process Modeler for Microsoft Visio Professional Edition : ¥288,000(税別、初年度メンテナンス含)
・ ITP Process Modeler for Microsoft Visio ITIL Edition : ¥247,000(税別、初年度メンテナンス含)
・ BizTalk Server Extension : ¥198,000(税別、初年度メンテナンス含) ※Professional Edition のオプション
・ ITP Process Modeler Team Repository : ¥456,000(税別、初年度メンテナンス含)~
・ ITP Process Modeler - Professional Edition with All Extension アカデミックライセンス : ¥95,000(税別、メンテナンスなし)
■会社概要
日揮情報ソフトウェア株式会社
日揮情報ソフトウェア株式会社は、総合エンジニアリング会社の日揮株式会社、ならびにシステムインテグレータの日揮情報システム株式会社で、長年培ってきたデータベース設計、開発および運用管理において活用してきた各種ソフトウェア・プロダクトの活用経験を生かし、e ビジネス分野等のソフトウェア・ソリューションを支援するツール群の販売、コンサルテーションを事業としております。特に、「海外ソフトウェアの国内マーケティングと販売に特化」し、海外の優れた生産性向上ツールをお客様へ提供しています。
(リンク »)
Itp-commerce ltd.(ITpearls Ltd.)
Itp-commerce 社は、本社をスイスのベルンに置き、2004 年にBPMI.org によって発表されたBPMN(Business ProcessModeling Notation)に関するソリューションとコンサルティングを提供しているビジネスプロセスマネージメントのリーディングカンパニーです。同社が開発したProcess Modeler for Microsoft Visio は、日本語のほか、英語、ドイツ語、フランス語、ポルトガル語版がラインナップされています。
(リンク »)
*本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
本プレス発表に関するお問い合わせ先
日揮情報ソフトウェア株式会社 マーケティング本部 深池、石黒
Tel: 045-474-7852 Fax: 045-474-7882
E-mail: prodpost@jsys-products.com ホームページ: (リンク »)
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