オリンパスがテルストラの国際イーサネット・サービスを採用

費用対効果に優れた高信頼ネットワークを日本-中国間に構築

テルストラ・ジャパン株式会社

2006-07-31 00:00

 テルストラ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:姥山 登、以下テルストラ)は本日、オリンパス株式会社(以下オリンパス)がテルストラの国際通信データサービス「国際イーサネット・サービス」を採用したと発表しました。オリンパスでは同サービスを使用して、東京、北京、上海の3拠点をそれぞれ2Mbpsでテルストラのネットワークに接続します。
 
 テルストラの国際イーサネット・サービスは、VPLS技術により国際間でエンド・ツー・エンドのイーサネット・ネットワークを仮想的に構築するサービス(注)で、最大速度1Gbpsを提供します。ユーザは、従来の国際専用線またはフレームリレーと比較した場合、E1(2Mbps)からDS3(45Mbps)の間においては帯域を柔軟に選択できるようになります。また、ネットワークの一部が国際専用線やATM、MPLSベースのIP-VPNで構成されている場合も、現在使用中のネットワーク機器をそのまま使用できるため、導入時の初期投資が必要なくLANやWANを容易に統合できます。さらに、IP以外のレイヤ3プロトコルにも対応するため、運用が容易です。
 
採用の背景
 
 オリンパスでは、中国における医療、ライフサイエンス事業を更に拡大するため、医療用内視鏡、生物顕微鏡などの市場開拓、販売、修理サービスの提供を目的とする、奥林巴斯(北京)銷售服務有限公司を2004年正式に営業開始しました。以来、北京・上海・広州の三大分公司を含む中国全土でオフィスを展開しています。これまで、日本-
中国間のデータ通信にはIP-VPNを使用していましたが、中国におけるビジネスの拡大と業務アプリケーションの導入により、より信頼性が高く、高速なデータネットワークへの要求が高まっていました。
 
 また、ネットワークのダウンが即時に生産性の低下に繋がる今日のビジネス環境においては、高速化とともに、既存のネットワークに冗長性を追加できる別の技術を用いた通信サービスを採用することが必要でした。オリンパスは、東京、北京、上海の3拠点にテルストラの国際イーサネット・サービスを追加導入し、IP-VPNがダウンした際にも止まらない、信頼性の高い高速ネットワークを構築しました。さらに東京においては、これまでIP-VPNで二重化していたアクセス回線のうち1つをテルストラの国際イーサネット・サービスと切換えることで、通信費用を45%削減しました。
 
 オリンパスのIT基盤技術部ネットワーク基盤グループグループリーダーの東 英明氏は次のように述べています。「VPLSは新しい技術であるため、導入時にある程度の障害が発生することを想定していましたが、テルストラの国際イーサネット・サービスは、導入から6カ月たった今、障害ゼロという画期的な信頼性を提供しています。今後は、帯域のアップグレードおよび広州など他拠点への拡張も検討しています。」

(注)「仮想閉域LANサービス(VPLS)」あるいは「広域イーサネット・サービス」とも呼ばれています。


オリンパス株式会社について
オリンパスは、顕微鏡事業を柱として1919年に設立されました。翌年、顕微鏡「旭号」を生産し、1936年には初めてのカメラ「セミオリンパスⅠ」を発売しました。その後、国産初のレンズシャッター付35ミリカメラ、世界初のワイド専用カメラやハーフサイズ一眼レフカメラ等、光学技術と精密技術をコア技術として、独創的な製品を次々と提供してきました。1950年に、世界で初めて胃カメラを実用化して以来、内視鏡は医学の
発展とともに大きく成長し、現在、消化器内視鏡は世界市場の約7割のシェアを持っています。このような伝統的な"光学技術"に加え、近年は、デジタルカメラに代表される最新の"デジタル技術"を融合した「OPTO-Digital Technology」を核に、顧客に常に新しい価値を創造しています。2004年10月には、グローバルな事業一貫体制構築を目的に、映像部門を「オリンパスイメージング」、医療部門を「オリンパスメディカルシステムズ」として分社化しました。( (リンク ») )

奥林巴斯(北京)銷售服務有限公司について
奥林巴斯(北京)銷售服務有限公司は、中国において医療、ライフサイエンス事業を更に発展させるためにオリンパスが設立した会社で、医療用内視鏡、生物顕微鏡などのオリンパス製品の市場開拓、販売、修理サービスを行っています。北京・上海・広州を含む全国31拠点に展開し、世界水準の製品とサービスを中国の医療衛生事業及び一人一人の患者様にタイムリーに提供できるように積極的に取り組んでいます。

テルストラ・ジャパン株式会社について
テルストラ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:姥山 登)は、世界有数の通信会社であるテルストラのグローバル・ビジネス部門、テルストラ・グローバル・ビジネス・アジアの傘下にあります。テルストラは、アジア地域の各国市場で事業活動を展開しているあらゆる企業やサービス・プロバイダ向けに広範なサポートを提供する「アジアのソリューション・プロバイダ」です。テルストラ・グローバル・ビジネス・アジアは、香港に拠点を置き、日本以外には中国(北京、上海)、シンガポール、インド(ムンバイ、バンガロール、デリー)でビジネスを展開しています。さらに、台湾、韓国、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアを含むアジア地域12カ国にPOPを所有しています。


本件に関するお問合せ先

サービスに関するお問合せ
テルストラ・ジャパン株式会社 川節
Tel: 03-5545-7980  FAX: 03-5545-0847
Email: yu.kawasetsu@team.telstra.com
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