姥山 登、以下テルストラ)は、本日より同社の国際通信データサービス
「国際イーサネット・サービス」をこれまでの5つの国と地域から、米国、
イギリスを含む13の国と地域に拡大します。
テルストラの国際イーサネット・サービスは、VPLS技術により国際間
でエンド・ツー・エンドのイーサネット・ネットワークを仮想的に構築する
サービス(注)で、最大速度1Gbpsを提供します。これまでの日本、
香港、中国、シンガポール、台湾に加え、今後は、オーストラリア、
ニュージーランド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、韓国など、
アジア太平洋地域の主要国への接続が可能となるほか、アジア
以外では、米国、イギリスでも同サービスを利用できるようになります。
また、テルストラでは、提供地域の拡大にあわせて、レイヤ2と
レイヤ3を分離するオプション機能を同サービスに追加しました。
これにより、セキュリティとプライバシが向上し、金融関連企業でも
VPLSを安全に使用できるようになります。
国際イーサネット・サービスは、アジア各国および米国、イギリスに
複数の事業拠点や工場を持つ企業向けです。1 Mbps単位での帯域
選択が可能なため、ユーザは、従来の国際専用線またはフレーム
リレーと比較して帯域を柔軟に選択できるようになります。また、
ネットワークの一部が国際専用線やATM、MPLSベースのIP-VPN
で構成されている場合も、現在使用中のネットワーク機器をそのまま
使用できるため、導入時の初期投資が必要なくLANやWANを容易に
統合できます。IP以外のレイヤ3プロトコルにも対応するため、運用と
管理も容易です。
同サービスは、世界を網羅するテルストラの広範な海底および地上
バックボーンを使用し、高い信頼性、可用性および冗長性を提供します。
帯域の稼働率をウェブ上で確認できるほか、SLA(サービス品質保証)
および年中無休の顧客サポートも提供されます。東京-上海の2拠点を
2Mbpsの帯域で接続する場合、既存の国際専用線を使用するサービス
と比較して、最大30~40%のコストを削減できます。
現在、テルストラの国際イーサネット・サービスはオリンパス株式会社
などの国際企業で採用されています。オリンパスのIT基盤技術部
ネットワーク基盤グループグループリーダーの東 英明氏は次のように
述べています。「VPLSは新しい技術であるため、導入時にある程度の
障害が発生することを想定していましたが、テルストラの国際イーサネット・
サービスは、導入から6カ月たった今、障害ゼロという画期的な信頼性を
提供しています。今後は、帯域のアップグレードおよび広州など他拠点
への拡張も検討しています。」
(注)「仮想閉域LANサービス(VPLS)」あるいは「広域イーサネット・
サービス」とも呼ばれています。
テルストラ・ジャパン株式会社について
テルストラ・ジャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:
姥山 登)は、世界有数の通信会社であるテルストラのグローバル・
ビジネス部門、テルストラ・グローバル・ビジネス・アジアの傘下にあり
ます。テルストラは、アジア地域の各国市場で事業活動を展開している
あらゆる企業やサービス・プロバイダ向けに広範なサポートを提供する
「アジアのソリューション・プロバイダ」です。テルストラ・グローバル・
ビジネス・アジアは、香港に拠点を置き、日本以外には中国(北京、
上海)、シンガポール、インド(ムンバイ、バンガロール、デリー)で
ビジネスを展開しています。さらに、台湾、韓国、インドネシア、タイ、
フィリピン、マレーシアを含むアジア地域12カ国にPOPを所有しています。
本件に関するお問合せ先
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テルストラ・ジャパン株式会社 川節
Tel: 03-5545-7980 FAX: 03-5545-0847
Email: yu.kawasetsu@team.telstra.com
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