CSR、EDR対応Bluetooth v2.0をaustriamicrosystemsのMP3プレイヤー開発用プラットフォームに統合

シーエスアール株式会社

2007-01-05 23:00

CSR は、austriamicrosystems(SWX略号: AMS) がCSRのBlueCore Bluetoothテクノロジーをaustriamicrosystems製、新モバイル エンターテイメント プラットフォームに搭載された事を発表。
「AS3525」及び「AS3527」は、いずれも高性能のシングルチップ システムである本プラットフォームのコア デバイスで、マルチメディア対応MP3プレイヤーのOEM市場向けに開発・提供されるもの。austriamicrosystemsは、CSRのBlueCore4-ROMを採用する事で、当社が誇る業界最先端のワイヤレステクノロジーと、低消費電力化で小型化を実現するハードウェア技術が集約された開発プラットフォームを、同社の顧客に提供できる。

AS3525及びAS3527に搭載された「多機能」、「高集積」ARM9 SoC は、200 MIPS以上の演算処理能力を提供し、僅か50 mWの消費電力でMP3プレイヤーの実現が可能。ARM9 SoC は、LCD及びOLEDスクリーン上で、最大30フレーム/秒 (fps) とQCIF+ 解像度でのビデオ再生、独立したBluetoothヘッドフォンとライン出力への明瞭なオーディオ ストリーミングが可能。システムのファームウェアは、Microsoft PlaysForSure V2.0準拠し、MP3、WMA、AAC、OGGオーディオ、JPEG、GIF、BMPフォト、及びMPEG4、Microsoft WMV Mobile Videoコンテンツをサポートします。本プラットフォームは、NSTL (National Software Testing Lab) によりテストされ、Windows Media Player 11及び、Windows Vistaオペレーティング システムをサポート。また、本プラットフォームは、ミュージックプレイバックと同期するカラフルな映像効果の生成が可能な、最先端のライティング マネージメント テクノロジーを搭載し、ユーザーに魅力的なオーディオビジュアル体験を提供する。


AS3525及びAS3527ベースのリファレンスデザインは、CSRのシングルチップのワイヤレス及び、BluetoothベースバンドICであるBlueCore4-ROMを搭載。BlueCore4-ROMは、現在のV1.2 Bluetoothデバイスの最大3倍のデータレートと低消費電力化を実現。また、本リファレンスデザインは必要な外付部品点数の低減を可能にし、システム全体に必要な総部品コスト(BOM)の最小化を実現。さらに、BlueCore4テクノロジーには、オートキャリブレーション機能と自己テスト (BIST) ルーチンが実装され、「開発」、「型式認証」、「製造テスト」を簡単に実行可能。BlueCore4-ROMは、Bluetooth V1.1及び、V1.2をサポートしているため、austriamicrosystemsのリファレンスデザインに基づいて開発されたパーソナル メディアプレイヤー (PMP: Personal Media Player) は他のすべてのBluetoothデバイスと互換性がある。



austriamicrosystemsは、CSRのBCHS (BlueCore Host Software) を同社のホストARM9プロセッサにポーティングし、A2DP及びAVRCPプロファイルを実行する。これらのプロファイルは、ユーザーがBluetoothステレオ ヘッドフォンやBluetooth対応のホーム メディア エンターテイメント システムを使った、ワイヤレス環境での音楽視聴を実現する。BCHSは、組み込みBlueCoreアプリケーション用の統合型システム ソフトウェア ソリューションを提供。BCHSは、マルチメディア プレイヤーの既存の処理能力をBluetoothに活用し、今日のコンスーマー製品へのBluetoothの搭載を、最も費用対効果の高い方法で実現します。また、BCHSは、ディープスリープ モード等の低消費電力モードをサポートする事で、電力消費を最大に低減出来ます。このモードは、BlueCoreシリコンがBluetoothラジオの効率的なシャットダウンをサポート。

austriamicrosystems社、マーケティング コミュニケーション担当上級ディレクター、Roberto Simmaranoは、「austriamicrosystemsのリファレンス プラットフォームを使う事で、製品開発会社は、【高性能なモバイル エンターテイメントの製品開発】及び、【Bluetoothコネクティビティ等、主要機能の実装】を容易に実現できます。当社顧客は、各々の製品開発において【最高のテクノロジーの搭載】と【開発期間の短縮化】を同時に期待しています。当社は、BluetoothテクノロジーのリーディングプロバイダーであるCSRとの提携が、当社の顧客に包括的なシングルチップ プレイヤー ソリューションを提供するために極めて重要であると考えております」とコメント。

CSR社、コンスーマー ストラテジック ビジネス ユニット担当VP、Tracy Hopkinsは、「製品開発会社が、MP3プレイヤーやPMPに、より多くの機能の搭載を目指すにつれ、より統合化されたBluetoothソリューションに対するニーズが高まっています。エンドユーザーは、音楽を共有する事を以前に益して求めるようなり、ヘッドフォンの共有する事なく、1つのプレイヤーから2つのBluetoothヘッドセットへ同じオーディオ トラックをストリーミングできる機能が大変重要になっています。austriamicrosystemsのモバイル エンターテイメント リファレンス デザインには、当社のBlueCoreテクノロジーが統合されています。本リファレンス デザインは、OEMが既存及び、新プラットフォームへBluetoothコネクティビティを【迅速】、【容易】に統合する事を可能にする費用対効果の高いソリューションです。CSRは、当社顧客の製品開発プロセスをサポートし、最高の製品とリファレンス デザインの実現に寄与します」と語った。



austriamicrosystemsのモバイル エンターテイメント システムは、ラスベガスのConsumer Electronics Show (CES)2007で展示されます。会場は、CSR会議室(Sands Expo #68431)と、Venetian Hotelのaustriamicrosystemsスイートの予定です。



CSRについて

CSR plcはBluetooth テクノロジーの世界的なリーディング プロバイダーであり、さらにWi-Fi (IEEE802.11) 等のシングルチップ無線通信規格の専門技術を開発しています。CSRは、Bluetooth規格に準拠した、2.4GHz高周波回路、ベースバンド及びマイクロコントローラを集積したBlueCore ハードウェア/ソフトウェア ソリューションを提供しています。CSRの顧客は、Apple, Dell, LG, Motorola, NEC, Nokia,パナソニック、RIM、Samsung, シャープ、ソニー、TomTom, 東芝等のグローバル企業です。CSR は、ケンブリッジ(英国)に本社ならびに営業所があり、日本、韓国、台湾、中国、インド、フランス、デンマーク、スウェーデン、米国(ダラスおよびデトロイト)に営業所があります。



austriamicrosystemsについて
austriamicrosystemsは高性能アナログICの設計・製造における業界屈指の企業であり、25年以上にわたり蓄積されたアナログ製品の設計能力や、アナログシステムに関するノウハウと、最新鋭の製造および試験設備のすべてを活用してその活動を行っています。低消費電力設計と高精度設計に関する卓越した専門知識を活かして、業界でも最高品位の標準アナログ製品、およびカスタマイズされたアナログ製品を提供しております。世界全体で1,000名以上の従業員を擁し、通信、工業、医療、そして自動車業界におけるパワーマネジメント、センサおよびセンサのインターフェイス、携帯音楽プレーヤ、そして車載アクセス関連の分野に注力しております。また、ファウンドリ・ビジネスにおいてもこのような分野への事業を強化しております。austriamicrosystemsは、チューリッヒのスイス証券取引所(SWX)に上場(ティッカー・シンボル:AMS)しています。詳細については、ウェブサイト (リンク ») をご覧下さい。



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<本件に関する問い合せ先>
     

シーエスアール株式会社

ジェネラル マネージャー:

富永 創樹

E-mail:prjp@csr.com


ジェイスピンInc.

CSR広報担当 清水

Tel: 03-5269-1038

E-mail: csr@jspin.co.jp
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