代わりに重要となるのがアイディアと、素材の吟味。素材を活かしつつ素材を超えるためには、採用候補のWebAPIを丹念に且つ素早く比較吟味し、選んだ素材どうしがうまくつながり、意図通りの効果を上げるように吟味する必要があります。せっかく素晴らしい組み合わせができても、利用条件(ライセンス)が合わずに、やり直しになることがあります。今回提供開始したサービスを使うと、この一連の作業を支援し、開発に着手する前に企画書案を素早く作ることができます。
「API比較」β版サービスの機能概要:
・WebAPIをキーワードの組み合わせで検索する
・WebAPIの詳細を表形式で見る
・WebAPIのライセンス文(日本語、英語)から自動判定・色分けされた義務、権利、禁止事項を確認
・類似のWebAPIを比較検討する
・複数のWebAPIが互いに相性良いか検討する
・あるWebAPIから別のWebAPIを関連検索する
・あるWebAPIのクチコミ、評判を調べる
・選定し、順番を付けたWebAPIからマッシュアップ企画書を作る
・本サービス自体、マッシュアップの手法で作られており、次のAPIを利用しています。
利用WebAPI:
・増え続けるWeb APIを網羅「Mashupedia Web API」
(リンク »)
・日本語を極めよう「Yahoo!テキスト解析 日本語形態素解析Webサービス」
(リンク »)
・物凄く簡単にグラフが作れる「JSChart」
(リンク »)
・テクノラティブログ検索API
(リンク »)
メタデータ株式会社では、β版サービスの利用者から寄せられた意見をもとに、より使いやすいサービスへと、今後、改良を重ねてまいります。ウィッシュリスト(欲しい素材を事前リクエストし出現したら通知)のサービスや、パーソナライズ機能、グループで企画書を共同作成する支援機能などの開発者向け機能はもちろん、アイディア提供やリクエストに徹する一般ユーザも参加できる仕組みを構築してまいります。
なお、マッシュアップおよび本API比較サービスのエンタープライズ・システム開発における意義については、10/6開催のビジネスモデル学会 2007年 秋季大会における野村代表の基調講演「サービスのビジネスモデルとEnterpriseの"2.0"化の留意点」で言及いたします。
(リンク »)
また、株式会社セールスフォース・ドットコム・宇陀栄次代表、東京大学大学院・松島克守教授、千葉工業大学大学院・森雅俊教授が加わったパネル討論「Web2.0時代におけるSaaS、マッシュアップのビジネスモデル」においても、マッシュアップを論じ、その可能性を探る予定です。
お問い合わせ先: pressrel@metadata.co.jp
メタデータ株式会社 (担当松田)
(リンク »)
「API比較・マッチング」β版サービス: (リンク »)
(「API比較」で検索:2007/10/1時点、google・YahooJapan検索で1位)
Sun×リクルート第3回マッシュアップ・アワード受賞作品の紹介ページ:
(リンク »)
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
WebAPIについて
一昨年開始されたGoogle Maps というオンライン地図素材に代表される、Web上で常時提供されているデータや計算のサービス。マッシュアップしてアプリケーションを構築する側から極めて容易に呼び出すことができる。
マッシュアップについて
元は料理で各種素材をかき混ぜてつくることを意味する用語から、同様の手法で音楽を作る用語に転じ、さらに、 Web上の様々な素材サービス(WebAPI)の集まりからシステムを構築する手法に転じた概念。WebAPIを1つだけ用いたものから、30数本もの様々なWebAPIを束ねたものまで、規模も性質もバラエティに富んでいる。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。