マルチメディア携帯電話とは、少なくとも1メガピクス以上のイメージキャプチャ、MP3オーディオ、ビデオ再生、Java、USB、ブルートゥース、16ビットのスクリーン色、QVGAの解像度、WAP、MMSの機能のあるもので、このような端末は760億USドル以上の収益が見込まれている。
「無線サービスが、音声通信のみならず、様々な通信、データ、エンターテインメントサービスに拡大したように、マルチメディアも発展するだろう。音声サービスが価格圧力にあえぐ中、オペレータは収益増を維持し、音声のARPU下落を相殺するために、データサービスを推進してきた。端末メーカーは、消費者やオペレータのマルチメディア携帯電話の豊富な機能性への需要に応えるために、コストや消費電力を調整しつつ競い合ってきた。その結果、携帯電話は世界中で最もユビキタスなエンターテインメントプラットホームになったのである」とマルチメディアインテリジェンス社の調査主任Frank Dickson氏は語る。
マルチメディアインテリジェンス社の調査レポート「マルチメディア携帯電話市場調査:市場、技術、製品情報ーWanted: Multimedia Handsets - Consumer Desires Meet Operators ARPU Needs」は、下記についても調査した。
■ Texas InstrumentのプラットフォームLoCostoのように、シリコンプロバイダはベースバンドとアプリケーションプロセッサをひとつのチップに統合するという傾向にある。このような傾向は、コストが重要視されるローエンドの製品に見られるが、予測期間中にはより幅広い端末に拡大していくだろう
■ マルチメディア端末の定義が、イメージセンサ、MP3オーディオ機能、ビデオ再生だとすれば、携帯電話の60%に基本的なマルチメディア機能があるといえる。2011年までには、携帯電話の9割がマルチメディア端末ということになるだろう
■ 携帯端末は、オペレータの加入者獲得と維持にますます大きな役割を果たすようになっている。主要オペレータは、Nokia、Motorola、Samsung、LG、Sony Ericssonなどの主要携帯端末メーカーから、革新的なフォームファクタの多彩なマルチメディア機能を持つスマートフォンを独占的に得たいと望んでいる
■ IrDA、ブルートゥース、Wi-Fi、USBなどの様々な接続方法が携帯電話に搭載されるようになっている。この内、IrDAだけが端末出荷数に対する普及率が下がっている。ブルートゥースは最も普及率が高いユビキタスオプションとなるだろうが、長期的にはWi-Fiが最も大きい影響力を持つとみられる
■ タッチスクリーン付きの携帯電話は、2006年の市場においては非常に小さかった。2011年までには、タッチスクリーン付きの携帯電話の数は2億台近くまで伸びるだろう。
マルチメディアインテリジェンス社の調査レポート「マルチメディア携帯電話市場調査:市場、技術、製品情報 - Wanted: Multimedia Handsets - Consumer Desires Meet Operators ARPU Needs」は、マルチメディア携帯電話と、音楽機能つき携帯電話、タッチスクリーン付き携帯電話、カメラ付き携帯電話、モバイルテレビ携帯電話、無線機能付き携帯電話、その他の接続機能付きの携帯電話などのマルチメディア機能のある端末について分析、予測している。今後の多彩な機能のある端末の需要を促進する無線産業の傾向や、基本的なマルチメディア携帯電話の成長を考察し、それらに搭載される技術、出荷数と収益の予測、マルチメディア機能を持つ端末の分析と予測を提供する。
[調査レポート]
マルチメディア携帯電話市場調査:市場、技術、製品情報
Wanted: Multimedia Handsets
Consumer Desires Meet Operators ARPU Needs
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