3PAR 、 仮想データセンターのブループリント「3cV」を発表

3PAR、HP、VMware の製品の最適統合により、コストと設置スペースの半減が可能

3PAR株式会社

2007-12-17 13:00

3PARは本日、3PAR InServ(R) Storage Server、HP BladeSystem c-Class、VMware(R)Infrastructureを統合することで、「サーバー/ストレージの運用コストの削減」、「ビジネスの敏捷性の向上」、「設置スペースの低減」を可能にし、真のユーティリティ・コンピューティング環境の構築を実現する仮想データセンターのブループリント、「3cV」を発表。3cVは、世界的な銀行である Deutsche Bank の採用を皮切りに、現在Ariba、Martins Point Health Care、SAVVIS 、Hilton Grand Vacations などを含む大手企業のデータセンターに、仮想コンピューティングアーキテクチャとして 導入されている。
3cVについて:
3cV は、3PAR、HP、VMware の以下の製品の組み合わせで仮想データセンターをもたらす。
- Virtual Domains とシン・テクノロジーを搭載した 3PAR InServ Storage Server - 代表的なユーティリティ・ストレージ・プラットフォーム 3PAR InServ は、高度に仮想化された、ユーティリティ・コンピューティング用の階層型ストレージ・アレイ。作業負荷を統合するための IT インフラストラクチャを構築する組織は、3PAR InServ を使用することにより、割り当てられるストレージ容量、ストレージ管理、SAN インフラストラクチャのコスト削減が実現。

- HP BladeSystem c-Class - すべてのサイズのデータセンターに対応した業界第 1 位のブレード・インフラストラクチャ HP BladeSystem c-Class は、所要エネルギーと設置スペースを最小限に抑え、I/O 仮想化、消費電力と冷却能力、管理の容易さにおける優位性によって管理効率を向上させる。(1)

- VMware Infrastructure - 業界標準サーバー用のインフラストラクチャ仮想化スイート。VMware Infrastructure は、機敏なデータセンターの構築に必要な、実運用環境で証明された高い効率、可用性、動的管理を実現。

3cV のメリット
3cV には、サーバーとストレージの環境を顧客がシンプルに管理および拡張できる複数の利点があるため、サーバー、ストレージ、運用コストを半減させることができると同時に、データセンターの環境への影響を低減することが可能。

‐ストレージとサーバーのコストを 50パーセント削減 - HP BladeSystem c-Class のモジューラ・アーキテクチャと 3PAR InServ Storage Server を、VMware Infrastructure と 3PAR シン・プロビジョニングで実現する高度な仮想化と組み合わせることにより、3cV 利用者は、少ない設備投資で多くの処理を行うことが可能。利用者はその結果、ストレージとサーバーの全体的なコストを 50パーセント以上削減可能。また、VMware Infrastructure および 3PAR のシン・コピー・テクノロジーにより、高レベルの可用性と災害対策も低コストで多くのアプリケーションにまで拡張することができる。

‐運用コストを 50パーセント削減してビジネスの敏捷性を向上 - 3cV では、サーバーとストレージのリソースを、需要に応じてプロビジョニングおよび変更可能。サーバーの高速プロビジョニングと動的最適化を可能にする VMware Infrastructure のVMware VMotionとDRS (Distributed Resource Scheduler)、HP の Virtual Connect と Insight Control 管理ソフトウェア、3PAR Rapid Provisioning と Dynamic Optimization を使用することにより、物理的なサーバー、仮想ホスト、任意設定のストレージ・サービスを含む仮想アレイのプロビジョニングと再プロビジョニングを、数日間ではなく数分間で行うことができる。これらのテクノロジーによって運用もさらにシンプルになるため、サーバーとストレージに関する全体的な管理効率も 3 倍以上に向上。

‐環境への影響を低減 - 3cV を利用することにより、設置スペースと消費電力を大幅に低減することが可能。サーバーの統合によってサーバーの設置スペースが最小限に抑えられ、VMware Infrastructure では最大 70パーセント削減、HP BladeSystem では最大 50パーセント 削減できる。また、HP Thermal Logic テクノロジーの独自の仮想電源管理機能により、消費電力も 30パーセント以上削減することができる。3PAR InServ Storage Server によってストレージの設置スペースも削減でき、ほかのシステムと比較した場合、同じフロア面積に 2 倍の容量を確保することが可能。また、3PAR のシン・テクノロジー、高速RAID 5、ワイド・ストライピングにより、パフォーマンスを犠牲にすることなく、想定されたプロジェクトにおける所要電力量と冷却能力を一般的なディスク容量の75パーセント 未満相当にまで低減させることが見込める。

‐専用ハードウェアではなく仮想化によるセキュリティの実現-従来のデータセンターのアーキテクチャでは、各ユーザー・グループにおけるアプリケーション用リソースの安全な分離を実現させるためには、リソース使用率を犠牲にする必要があった。3cV では、高度な仮想化によってこの問題が解決される。たとえば、VMware Infrastructure において共有サーバー上の仮想マシンが安全に分離されるように、3PAR Virtual Domains はセキュアな「仮想アレイ」を、大規模に並列化された 1 つの InServ Storage Server から、自律したプライベートなストレージとしてプロビジョニングする。


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