お笑いコンビ「麒麟」の田村 裕著の「ホームレス中学生」が発売わずか2ヶ月で100万部の発行部数を突破し、話題を呼んでいる。何故これほど読者の興味を惹きつけたのだろうか。日経リサーチのブログで語られている話題を分析するブログ解析ツール「blogVizセンサー」を使って
「ホームレス中学生」というキーワードでの11月までの反響を解析した。
記事やコメントをみると、発売当初は「買いに行ったが、売り切れだった」という記事が目立つ。その理由は「店の入荷数がたったの5冊だった・・・」など、スタート時の書店側の本の売れ行き感が消費者の関心よりも、さほど高くなかったことがうかがえる。発売後、読み終えたブロガーからは「感動した」「号泣した」などの声や、「読みながら笑ったり、泣いたりで、あっという間に読破してしまった」など高評価の声が多く発信されるようになり、その記事を見て「気になるタイトルだ」「読みたい!」などの反響があった。
「母から読み終わった本が回ってきたので、読んで甥っ子に渡した」、「文章がストレートで子供も読みやすい」、「本嫌いの息子が興味を持って読んだ」など支持層も幅広い。 また、「今の豊かな時代に、失いつつあるものに気づかされた」など、モノや人への感謝について考えさせられたという意見も多く、ブロガーが一様に「おススメです」と紹介している。テレビ放送などに加え、ブロガー同士の口コミも、わずか2ヶ月で100万部を突破した一因となりそうだ。
■ ネットワークグラフ(密集度)
コメントやトラックバックのやり取りを元に作成したブロガーのネットワークグラフは下表の通り。
今回は100万部突破を記録した11月のネットワークグラフを表示する。
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