今回、滋賀医科大学医学部附属病院が利用するネットワークの伝送速度と可用性を高めるために、ノーテルのイーサネット・ソリューションが選択されました。高速のスイッチを導入してコア・ネットワークの拡張を図ることで、利用可能な帯域幅の拡大、ネットワークの常時可用性の確保、ならびに最も重要なデータが必要なときに迅速に入手可能となるようなQoS設定が可能となりました。
滋賀医科大学医学部附属病院の医療情報部副部長(兼)准教授 杉本喜久氏は次のように述べています。「一刻を争う状況下における的確な治療の提供は、医療情報ネットワークの堅牢性に加え、X線診断装置などの画像や動画などの大量の情報に瞬時にアクセスできるかどうかにかかっています。ノーテルのイーサネット・ソリューションが提供するSMLT(Split Multi-Link Trunking) の技術によって、あらゆる種類の情報を、医療スタッフの必要に応じて、より迅速かつ確実に提供できるようになりました。結果として、治療にあたる医療スタッフ同士が協力しやすくなり、患者ケアの向上につながると考えています。」
ノーテル日本法人 代表取締役社長 平松 敏之は、「情報ベースの診断および治療システムの導入が進むにつれ、ミッションクリティカルな病院ネットワークには新たなレベルの速度と信頼性という課題が生まれています。医療スタッフがこのような診断・治療システムからの情報を得るために病院ネットワークにますます依存するようになるにつれ、病院はハイパーコネクティビティーによるメリットを享受すると同時に、そのような課題にも直面しています。当社のイーサネット・ソリューションによってネットワーク全域での高速化を実現した滋賀医科大学医学部附属病院は、患者ケアを向上させると同時に、これらの課題に対処可能な容量を持つ、確実でセキュアなネットワークを構築したことになります」と述べています。
滋賀医科大学医学部附属病院のネットワークは、コア・スイッチに最大384個のギガビットポート(または24個の10ギガビットポート)を提供可能なハイエンドのスイッチEthernet Routing Switch 8600 (ERS8600) シリーズを採用しています。ERS8600シリーズは幅広いQoS設定機能を持ち、ノーテルが開発し、業界標準化を進めている先進の冗長化技術SMLTによって、ネットワークの無停止運用が可能となっています。今回のネットワークの構築は、富士ゼロックス京都株式会社および富士ゼロックス株式会社の協力により行われました。
ヘルスケア事業者は厳しさを増すヘルスケアの現場の中で患者へのケアを向上するため、ノーテルが提供するユニファイド・コミュニケーション技術に基づく画期的なヘルスケア・ソリューションによって、貴重な時間を節約し、患者ケアの改善に向けた生産性向上を実現しています。ノーテルのヘルスケア・ソリューションは臨床での使用に耐えるグレードのネットワークによって臨床医師と患者ケアのプロセスとを互いに結ぶほか、電子カルテや画像データの維持と配布も行います。ノーテルはまた、ヘルスケア事業者を対象にコンサルティング、応用、導入、サポート、管理サービスも提供しています。
ノーテル・ヘルスケア・ソリューションによる最近の導入事例には、フロリダ州オーランドのM. D. Anderson Cancer Center Orlandoの医師との協力により開発された患者退院システムがあります。また、ミシシッピ州ガルフポートのMemorial Hospital向けに、アセット・トラッキング・アンド・マネージメント・ソリューションとコラボラティブ・クリニック・ソリューションも導入しました。
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Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、BUSINESS MADE SIMPLE(ビジネスをよりシンプルに)という理念を具体化して顧客の皆様に提供します。Nortelは通信事業者と企業の双方に向けた次世代技術により、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションをサポートします。またNortelは、ネットワークを簡素化し、人と必要な情報を必要なときに結びつけて、効率改善、迅速化、パフォーマンス向上における障害を取り除くよう技術設計を行っています。Nortelの事業展開は世界150か国以上におよびます。詳しくは、www.nortel.com をご覧下さい。またNortelに関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。
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