自動車整備ネットワークシステム「SF.NS」の新オプション2種提供開始

~指定整備法令に対応した指定整備記録簿の作成を支援する「スーパー検査員」故障診断機と連携し、分かり易く、より正確な診断結果を提示する「故障診断連携」~

株式会社ブロードリーフ

2008-04-09 09:30

【要  旨】
 株式会社ブロードリーフ(URL= (リンク ») )は、自動車整備ネットワークシステム「SF.NS(エスエフ ドットエヌエス)」向けの新オプションとして「スーパー検査員」、「故障診断連携」の2種類を開発、4月10日から順次提供を開始いたします。新オプションの「スーパー検査員」は、頻繁に改定される法令に常に対応した指定整備記録簿を手間をかけずに正しく作成できるようにし、「故障診断連携」は、自動車の故障診断機から診断結果を取り込み、分かり易い診断書を作成するだけでなく、診断履歴として管理することで、より正確な診断を行なえるようにしたオプションです。
 標準価格(税別、リース使用)は、「スーパー検査員」が120万円、「故障診断連携」は50万円、別途、診断機との連携インターフェース(1個10万円)が使用する診断機の機種ごとに必要になります。連携インターフェースについては、現時点でランチテック社、ボッシュ社製の診断機に対応した2種類となっていますが、順次、連携機種の充実を図っていきます。
 各オプションとも「SF.NS」の基本システムが必須で、契約の手続きを済ませるだけで「SF.NS」の機能に反映される仕組みになっており、即座に使用することができます。

【本  文】
 「SF.NS」は、当社の自動車アフターマーケット向け基幹システム「スーパーフロントマン.NS(ドットエヌエス)」シリーズの中の自動車整備業向けのシステムで、自動車の整備に必要な最新・高精度のデータベース、少数体制の作業現場を考慮した機能、操作性に加え、自動車整備業を取り巻く環境の変化に対応するための機能を柔軟に付加できることを最大の特徴としています。現状の自動車整備業界においては、頻繁に改定される法令への対応、電子化が進む自動車の故障診断がますます重要な課題としてクローズアップされており、対策として開発されたオプションが「スーパー検査員」と「故障診断連携」です。

 「スーパー検査員」は、指定整備工場、いわゆる民間車検場(検査機器を持ち、自動車を点検整備するだけでなく、国に代わって検査員が自動車を検査できる工場)に備えることが義務付けられている指定整備記録簿を正しく作成するための点検・検査支援システムです。指定整備記録簿を正しく作成することは、容易なことのように見えますが、規制の強化や審査の厳格化のために国土交通省では法令を改定する動きが活発で、指定整備記録簿の記載事項に影響するものが少なからずあり、それらに対応するための人員、コスト面で負担やリスクを生じさせているのが実情です。
 指定整備記録簿は、整備内容、点検箇所などを記録した書類で、車検の利用者に手渡されるものでもあり、これに不備があった場合には、業務停止となることもあります。それ以前にユーザーからの信頼を失うことにもなるため、多くの整備業者がコンプライアンスの一環として法令の改定に真剣に取り組もうとしています。一方、実践のためには、専任者を配置したり、作業の過程にチェック項目を設けるなどの負担が増え、本来の業務に集中できない側面もあり、そのような課題を解消するものが「スーパー検査員」です。
 「スーパー検査員」は、まず、法令が改定された場合、改定された内容が自動的に反映されますので、法令の動向を監視する手間を軽減することができます。また、指定整備記録簿の各項目に対して記載漏れ、記入ミス、保安基準値ミスの有無を確認し、エラー(漏れ、ミス)がある場合にはメッセージを出力しますので、作業過程でのチェックが軽減され、作業現場では整備業務に集中することができます。このほか、定期点検基準に基づく作業と部品を紐付けて精度の高い見積書や作業指示書を作成したり、定期点検基準を満たすだけでなく、自動車のオーナーにメリットがある整備内容を提案できる点検・検査支援システムです。

 「故障診断連携」は、自動車の電子化に伴い、自動車整備業界で注目されつつある故障診断機と連携し、故障診断機から取り込んだ診断結果を使用して、自動車のオーナーにとって分かり易い診断書を作成し、診断結果の履歴を管理することで、次に故障した時に正確に判断するための目安となるもので、故障診断機をより有効に活用するためのオプションです。
 整備業者が扱う自動車は、マイコンやセンサーが数多く使用されるようになり、高級車では、1台当たりのコストの20~30%をエレクトロニクス関連製品が占めるといわれるほど電子化が進んでいます。整備する側にとっては、そうした電子化が細部まで確認できない「ブラックボックス」を増やしていることになり、従来の方法では正確な故障診断が行なえない、あるいは故障原因の特定までに時間がかかるといった状況を招くことになっています。対策として、故障診断機があり、導入することによって、故障原因特定までの時間が短縮できる、正しい整備が可能となる、メカニックの技術交渉が図れるといったメリットが得られますが、その故障診断機によって得られる診断結果をさらに一歩、有効活用するものが「故障診断連携」です。
 「故障診断連携」は、故障診断機の診断結果で整備提案書、整備提案書に対応した見積書、指図書を作成し、履歴管理を行ないます。一般に故障診断機は、診断ポイントの項目(例えばエンジン回転数、水温、電圧など)を数値で示したり、動作テストを行なうことで故障箇所を絞り込み、最終的に特定しますが、自動車のオーナーにとって示される数値や故障原因を特定するまでのプロセスの説明は理解し難いものがあります。「故障診断連携」では、それらをグラフや「○」、「△」、「×」といった記号を使用したり、色分けして表示した診断書を作成します。これによりオーナーから診断結果に対する理解、見積に対する納得を得た上で作業に取り掛かることができます。さらに、得られた診断結果を保存することができますので、診断履歴(カルテ)として活用することが可能になり、将来、故障診断を行なうようになった場合には、より正確な診断を行えるようになり、診断時点で最適な整備提案を行なえるようになります。

 なお、「SF.NS」、新オプション「スーパー検査員」、「故障診断連携」の概要は、次のとおりです。
以 上

<「SF.NS」、新オプション「スーパー検査員」、「故障診断連携」の概要>
■「スーパー検査員」オプション
□特徴
・作業工程管理:自動車検査員実務研修資料の「指定整備のフローチャート」をベースに作業の工程管理を行なうことが可能
・点検記号からの伝票明細作成:点検記号(△、×、Aなど)を入力すると、これに対応した作業・部品を表示、必要な作業や交換部品の選択が可能
・A3判白紙への印刷:指定整備記録簿の内容をカラー印刷
□標準価格(税別):120万円(リース使用)
□提供開始:4月10日

■「故障診断連携」オプション
□特徴
・分かり易い診断書の作成(車両診断書、測定結果グラフ、診断結果説明書)
・診断履歴管理機能(車両カルテ)
□標準価格(税別):50万円(リース使用)
※故障診断機に対応した連携インターフェース(1個10万円)が診断機毎に必須
□提供開始:4月25日

■SF.NS(エスエフ ドットエヌエス)について
□動作環境(推奨)
・CPU:Pentium4 3.6GHz
・OS:Windows XP SP2以上
・メモリ:2GB以上
・HDD:40GB以上の空き容量
・USB2.0(USBプロテクタ用に動作時常時必要)
・VRAM:16MB以上(2004年以降のグラフィックドライバ対応カード)
・必要なソフト:.NET Framework 2.0
・通信回線:Bフレッツ
□特徴:
・受付機能:整備工場個々の作業フローで簡単に見積書を作成
・バーコード入力機能
・後日整備管理機能
・定期交換部品管理機能
・提案機能
□装備データ(随時更新)
・自動車の類別フル型式情報35万点以上
・整備標準工数情報4,688万点
・タイヤサイズ情報51万点以上
・エンジンオイル容量情報56万点以上
・整備部品価格情報6,538万点以上
・全国住所データ49万件以上
・バッテリー規格情報47万点以上
・ATオイル容量情報13万点以上
※日整連・自動車整備作業点数表使用許諾済
□利 用 料(税別)
・基本システム費:145万円(5年リース使用)
・基本システム初期導入サポート費:15万円(5年リース使用)

■販売方法:ブロードリーフの直販
以 上

<株式会社ブロードリーフについて>
 株式会社ブロードリーフは、ソフトウェアメーカーとして、自動車修理工場、自動車部品商、機械工具商、工務店等に業種特化型のパッケージシステムを提供しています。各業種が持つ固有の業務環境に合わせた業務システムを、業務に不可欠な各種データベースとともに提供することを特徴としており、約4万社に当社システムをご利用いただいております。
 ITおよびネットワーク技術など先進技術を駆使し、各業種・業態に特化した新たなシステム事業を展開します。
 また、ITX及びグループの事業戦略とのコラボレーションも推進し、ユーザーのビジネスの発展を強力に支援することで、IPO(株式公開)を早期に実現させ、ユーザーから一層の信頼が得られる企業になることを目指します。

【会社概要】
名  称:株式会社ブロードリーフ(URL= (リンク ») )
創  立:2005年12月
資 本 金:78億8,500万円〔2007年1月現在〕
代 表 者:代表取締役社長 大山 堅司
売 上 高:165億円〔2006年度〕
従業員数:1,029人〔2007年3月現在〕
株  主:ITX株式会社グループ(100%)
本社所在地:東京都品川区東品川4-12-2 品川シーサイドウエストタワー
TEL.03-5781-3100(代表)
事 業 所:営業・サポートネットワーク 全国42拠点〔2007年3月現在〕
開発拠点:札幌、東京、福岡の全国3拠点〔2007年3月現在〕
事業内容:
【各業界・業種別システムパッケージの開発・販売事業】自動車整備システム「スーパーフロントマン」をはじめとする各種自動車業界向け業務用システムパッケージや自動車以外の各種業界・業種別の業務用システムパッケージ(在庫管理、顧客管理、見積・売上・請求書管理等)およびデータベースの開発・販売・サポート。
【各種ITソリューション事業】上記各システムパッケージに関連するさまざまな次世代システムの開発・販売・運営管理・サポート。 自動車リサイクル部品共有在庫ネットワーク「パーツステーションNET」や、Web利用の自動車部用品専用流通システム「パーツde.com」、自動車総合検索サイト「carpod.jp」( (リンク ») )の開発・販売・運営管理・サポート。
【対象業界・業種】補修・販売・買取等自動車アフターマーケット全般、機械工具、農業関連、文具事務機器、住宅工務、携帯電話販売、大手IT関連企業等。

※記載の社名、及び商品名は各社の商標または登録商標です。
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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