好感度No.1の「Google」が躍進して2位に、 ポータル/ニュースサイトは差別化が課題

日経BPコンサルティング 「Webブランド調査2008-Ⅲ」(2008年4月実施)より

株式会社日経BPコンサルティング 2008年06月30日

 日経BPコンサルティング(東京都港区、樫村弘幸社長  (リンク ») )は、企業が運営する800サイトのブランド力を調査する「Webブランド調査2008-Ⅲ」(2008年4月に実施)の結果をまとめた。
 「2007-Ⅰ」調査以来、総合3位の座を守り続けてきた「Google」がサイトブランド指数を7.3ポイント上げ、2.8ポイント下げた「楽天市場」を追い抜いて2位に躍り出た。初めて調査対象となった地図サービスの「Googleマップ」と「Yahoo!地図情報」(※6月4日から「Yahoo!地図」に名称変更)の“地図の雄”対決では総合6位にランクインした「Googleマップ」に軍配が上がった。
 また、4月1日前後には複数のポータル/ニュースサイトでリニューアルが実施されたが、今回調査では「goo」「BIGLOBE」「livedoor」など指数が下降したサイトの方が多かった。

 ★サイトブランド指数ベスト20 (総合順位)
 ──────────────────────────────
 順位 サイトブランド名 指数
 ──────────────────────────────
  1 Yahoo! JAPAN 127.1
  2 Google 116.0
  3 楽天市場 114.8
  4 Amazon.co.jp 100.2
  5 Yahoo!オークション 99.2
  6 Googleマップ 97.1
  7 Yahoo!ショッピング 93.9
  8 価格.com 92.6
  9 ぐるなび 90.0
 10 ヤマト運輸 88.8
 11 楽天トラベル 88.7
 12 Infoseek 88.1
 13 Yahoo!地図情報 86.9
 14 goo 86.2
 15 ゆうびんホームページ 83.2
 16 JAL 80.6
 17 ユニクロ 80.5
 18 サントリー 79.1
 19 東京ディズニーリゾート 78.7
 20 じゃらんnet 78.6
 ──────────────────────────────

■使いやすさと個性で好感度がアップした「Google」の躍進

 「2008-Ⅲ」調査の結果、上位5サイトは「Yahoo! JAPAN」「Google」「楽天市場」「Amazon.co.jp」「Yahoo!オークション」となった(図1)。「Google」はサイトブランド指数を7.3ポイント上げて総合2位、かつ好感度は前回に引き続き1位で、2位の「Yahoo! JAPAN」との差をさらに広げた。イメージ項目においても約4割もの回答者から「他にはない魅力がある」との評価を得るなど、ブランドの個性が広く認識され価値を向上させていることがうかがえる(図2)。他方、前回ユーザビリティを大幅に下げた「Yahoo! JAPAN」は、サイトブランド指数の4ポイント上昇で総合トップの座を堅実に守った。

 「Google」の躍進は、3月中旬に行なわれたトップページのリニューアルが効を奏した結果と見られる。ユーザビリティを14.7ポイント、好感度を9.3ポイント上昇させた。「ブログや掲示板、SNSから来訪」「サイトの情報を口コミで伝えた」など、情報が共有されたことを示すロイヤルティ項目の上昇も注目に値する。マイクロソフトによるヤフー買収問題で、報道などでグーグルへの言及が増加したことや、“グーグル化”をうたった書籍が同時期にベストセラーになったこととも無関係ではないだろう。
また、今回初めて調査対象とした地図サービスの「Googleマップ」と「Yahoo!地図情報」では、好感度をはじめとする評価指標とユーザビリティに大きな差がつき、総合6位にランクインした「Googleマップ」に軍配が上がった。

■差別化が課題となるポータル/ニュースサイト

 調査開始直前の4月1日前後には複数のポータルサイト、ニュースサイトがリニューアルを実施した。「NHKオンライン」(3月18日リニューアル)、「goo」(3月31日)、「so-net」(4月1日)、「BIGLOBE」(4月7日)、「livedoor」(4月7日)、「MSN Japan」(4月14日※調査期間中)などが様変わりしたが、今回調査では各評価指数を下降させたサイトの方が多かった。サイトブランド指数下落の因子がユーザビリティと好感度であることからも、リニューアルの影響が大きく作用していることがうかがえる。今回再び上昇した「Yahoo! JAPAN」のように、時間の経過とともにユーザーの慣れが進んでいくとも考えられるが、成否については今しばらく注視が必要だろう。「Google」「OCN」などリニューアル後にユーザビリティを上昇させたサイトもあった。

 自由回答では、今後は他サイトとの差別化や特徴的なコンテンツなど、サイトの独自性や魅力がますます問われるようになることを予想させるコメントが目についた。「Yahoo!のHPに似ていると思う。」(29歳、女性、自由業、「goo」について)、「このサイトならではの突出した魅力が無い。」(39歳、男性、団体、「BIGLOBE」について)、「Yahoo!と似ている。」(44歳、女性、専業主婦、「livedoor」について)、「他の情報サイトの造りと似通っており、独自性が見えない。」(49歳、男性、自営業、「OCN」について)といった意見が寄せられていた。

(原田 千佳=日経BPコンサルティング シニアコンサルタント)

このプレスリリースの付帯情報

用語解説

※「Webブランド調査」 調査概要

企業が運営する800サイトに対するインターネット・ユーザーの評価を定期的に調べるアンケート調査。年4回実施している。各サイトの「コンテンツ認知度」「アクセス度」「評価(信頼度、好感度、イメージ合致度の平均)」「ユーザビリティ」「ロイヤルティ(利用状況)」に関する回答結果を偏差値化し「サイトブランド指数」を算出する。「Webブランド調査2008-Ⅲ」は、2008年4月7日~4月25日に実施し、49,680人の有効回答を得た。詳細は  (リンク »)  。

■調査対象サイト
「Webブランド調査2008-Ⅲ」対象800サイトは下記を参照されたい。
(リンク »)

■回答者属性
 【年齢】 29歳以下:17.7%、30~39歳:37.5%、40~49歳:28.1%、50歳以上:16.5%、無回答:0.3%
 【性別】 男性:51.3%、女性:48.2%、無回答:0.5%

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