Intel社のモバイル プロセッサは、消費電力を抑える多くの技術を実装しています。最も重要な技術の一つは、アイドル時に消費電力が低いスリープ状態に切り替える機能です。この重要なスリープ状態は、C3と呼ばれています。統合USB Bluetoothデバイスは、システムに送るデータがあるかどうかを確認するため常にポーリングを受ける必要があることから、プロセッサがC3状態に入るのを妨げてしまう場合があります。ポーリングが絶え間なく行われるため、C3に入れなくなってしまうのです。Bluetooth APMは、システムに送るデータがある場合にのみBluetoothデバイスのポーリンクが行われるようにすることで、消費電力を抑えます。それ以外の場合には、プロセッサはC3に入れます。
Intel社、モバイル プラットフォームズ グループのモビリティ イネーブリング イニシアティブ担当マネージャー、Kamal Shah氏のコメント「ノートPCは、現代のモバイル ライフスタイルにおいて、ますます不可欠な存在となりつつあります。Bluetoothテクノロジは、ワイヤレス コンピューティングのパラダイムをさらに進化させます。CSR社によってIntel社のUSB Sideband Deferringテクノロジが実装されることで、システムの消費電力を低減しながらこうした進化を実現することが可能になりました」
CSR社、PCマーケット担当マネージャー、Bill Nayavichのコメント「CSR社とIntel社は、緊密な協業により、メイン システムにおけるBluetoothの通信機能設計を変更し、これによってノートPC内の消費電力を抑えることに成功しました。このようなIntel社とCSR社の協業を通じて、私たちはOEMの皆様に対し、ノートPCのバッテリ寿命の延長が可能な革新的なアプローチを提供できるようになりました」
Bluetooth APMは、フラッシュ メモリをベースとするBlueCore4External用のファームウェアを使うことでご利用いただけます。同等のROMベースのシリコンも、2008年9月より主要顧客向けにサンプル出荷される予定です。
本件に関するお問い合わせ先
シーエスアール株式会社
深田 学
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