KIRLOSKAR BROTHERS社、インドにおけるターンキー灌漑プロジェクト向け汲み上げポンプシステムの設計にPTCのPro/ENGINEER(R)を活用

世界最大規模の用水汲み上げシステムにおけるユニークなサイフォン設計によりインドの農村は恩恵を享受

PTCジャパン株式会社 2008年08月28日

【2008年8月28日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、遠心ポンプおよびバルブの製造・輸出最大手であるKirloskar Brothers社(本社:インド)がPro/ENGINEER(R)を活用し、インド西部のグジャラート州における戦略的なナルマダ・ダムプロジェクトの一環として、サウラシュトラ分岐運河向けにユニークなサイフォン設計に基づいた汲み上げポンプシステムを開発したとの米PTCの発表を明らかにしました。最先端技術と設計イノベーションの組み合わせにより地形および技術的、経済的問題を克服し、灌漑プロジェクトが無事成功したことで、同州における大規模な農業人口に対する灌漑施設と飲料水の供給が実現しました。この功績が認められ、Kirloskar Brothers社は米国特許のみならずグジャラート州政府による技術革新大賞も受賞しています。

ナルマダ・プロジェクトにおける最重要課題は、運河システムでの最大の分岐運河における複雑な地形を切り抜け、上り勾配となっているサウラシュトラ地域で干ばつの影響を受ける4,000以上もの町や村に対する灌漑用水を継続的かつ円滑に確保することでした。この課題を克服するため、Kirloskar Brothers社は発電装置3基、ポンプ設備5基を備えた世界最大のポンプシステムを設計しました。しかし送水管の湾曲部分にできた真空状態により水流が低下するという更なる問題に直面したため、Pro/ENGINEERを用いて容積解析やサイフォンの試作品設計・作成を行い、ポンプ上に配置するサイフォンの正確な位置を算出しました。

このプロジェクトの成功により、54万ヘクタールの土地に飲料水、水力発電、灌漑施設が提供され、サウラシュトラおよびクッチ地域において干ばつの影響を受ける4,000以上の町や村に住む何千もの人々の生活を豊かにしました。また革新的なサイフォンの設計により電力やコストが大幅に節減され、施設の稼働効率が向上しました。この革新的な概念を用いることによるエネルギーの削減は8.6メガワットと予想され、これは年間約500万米ドルの費用に相当します。このプロジェクトの構想、設計、遂行、委託はKirlsokar Brothers社ディレクター、シュリラメッシュK. スリヴァスターヴァ(Shri Ramesh K. Srivastava)氏が主導して進められました。

「ナルマダ・プロジェクトでは、Kirloskar Brothers社は未だかつてない技術的な問題に直面しました。調査、革新、チームワークを結集し、PTCのPro/ENGINEERによる最高のCAD技術と一体化することにより、弊社の設計部門はこの課題を見事に克服することができました。このプロジェクトがもたらした最も有意義な結果は干ばつの影響を受ける4,000以上の村に住む数千もの人々の生活を豊かにし、同時にシステムの運用コストを抑えることができたことです」とKirloskar Brothers社コーポレートリサーチ・開発部門担当副社長J T シサガー(J T Kshirsagar)博士は述べています。

「Kirloskar Brothers社と共にこの社会的な取り組みに携わることができ光栄に思います。サウラシュトラ分岐運河プロジェクトの成功は、顧客業務のニーズに対応するだけでなく、特殊な技術的課題や革新性に関する課題も克服できるような最高のソリューションを提供するというPTCのコミットメントを改めて示しました。特に、何千もの農民の生命や生活に大きな影響をもたらすようなプロジェクトに関与することができたことを誇りに思います」とPTCインドのカントリー・マネージャであるラフィック・ソマーニ(Rafiq Somani)は述べています。

Kirloskar Brothers社は流動体処理ソリューションの提供、高度な計算・実験技術を用いた革新技術の開発、信頼性の高い最先端製品の開発などを目的とした調査研究におけるパイオニアです。同社は発電施設プロジェクト、給水・灌漑システムなどにおける大規模垂直型高効率ポンプやコンクリート・ボリュートポンプ、また小規模水力発電プロジェクト向け水力発電タービンを設計しています。また、原子力発電所における有害物質用キャンドモーター・ポンプを製造した唯一のメーカーとして認知されています。

***

サルダーサロバー・プロジェクトについて:
ナルマダ・ダム・プロジェクトはインドのナルマダ(ナルバダ)河に一連の大規模水力発電ダムを建設するというプロジェクトです。Sardar Sarovarプロジェクト(SSP)はこの建設プロジェクトにおける最大の多目的プロジェクトとなります。本プロジェクトは1979年に灌漑および水力発電開発構想の一環として開始され、ナルマダ河に建設予定の30の大規模ダムのうちサルダーサロバーは最大のものです。この多目的プロジェクトは18,000平方キロメートル以上の地域を灌漑するもので、この地域のほとんどはインドグジャラート州クッチおよびサウラシュトラといった干ばつ被害を受けやすい地域です。

Kirloskar Brothers社について:
Kirloskar Brothers社は1920年に設立され、インドにおける流動体処理装置のリーダー的存在であり、ポンプ装置の製造・輸出の最大手として知られています。同社は、0.1kW程度の小規模家庭用ポンプから12,000kWの大規模ポンプまで、農業用、家庭用、工業用、加工用、汎用高効率遠心ポンプ、動力プロジェクト用大規模垂直ポンプ、コンクリート・ボリュートポンプ、給水および揚水灌漑システム等、広範囲にわたる製品を有しています。詳細情報は (リンク ») をご覧ください。

PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野における革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上公夫)。コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、PLMソリューション製品群「Windchill」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング・製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内4事業拠点。Webサイト: (リンク »)


* PTCの社名、ロゴマークおよびPro/ENGINEER、Windchill、ArbortextなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


以上

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