代表取締役社長:内山幸樹、以下ホットリンク)は、同社が開発した
ネット上の口コミ分析サービス「クチコミ@係長」を利用し、2008年北京五輪の
日本選手団339名に関する口コミを分析。700万人のブロガー、そして、
1000万人といわれる2ちゃんねらーが書き込んだ口コミからわかった、
「2008年北京五輪・口コミで話題になった日本選手ランキング」を作成、
公表しました。このレポートでは、その結果を明らかにするとともに、
上位にランキングされた選手たちについて、その理由を考察します。
【調査概要】
ネットの口コミ分析サービス「クチコミ@係長」を使い、ブログ、
掲示板から発信された口コミ数を計測し、ランキングした。
<調査対象記事>
対象範囲 国内主要ブログポータル17ポータル、2ch(※1)、他掲示板
対象記事数 22億6239万4449記事
内ブログ記事数 5億1336万216記事(836万767ユーザー)
(※1) 2ch データは、2chデータの独占販売権を保有している
株式会社ガーラ社との契約による許可のもとに使用しております。
<調査期間>
2008年8月8日~24日
<調査対象>
2008年北京五輪の日本選手団339名
1、北京五輪 クチコミで作る「話題選手ランキング」
ランキング 選手名 口コミ件数(件) 出場競技
――――――――――――――――――――――――――――
1位 北島康介 88603 水泳男子100m平泳ぎ 他
2位 谷亮子 51531 柔道女子48kg級
3位 野口みずき 26721 陸上女子マラソン
4位 中村美里 23391 柔道女子52kg級
5位 福原愛 20356 卓球女子シングルス・団体
6位 上野由岐子 19426 ソフトボール
7位 内柴正人 18886 柔道男子66kg級
8位 内村航平 18886 柔道男子団体総合 他
9位 浜口京子 16773 レスリング女子72kg級
10位 土佐礼子 16599 陸上女子マラソン
2位以下を4万件近く引き離し、断トツの1位に輝いたのは、水泳の北島康介選手。
前回のアテネに続き、2大会連続で100m平泳ぎ、200m平泳ぎの2冠を
達成しただけに、この結果は当然と言えよう。
意外だったのは、2位から5位にランクインした女子選手4人。
柔道の谷亮子選手(2位)、中村美里選手(4位)こそ銅メダルに輝いたものの、
福原愛選手(5位)は個人、団体ともにメダルを獲得することはできなかった。
3位の野口みずき選手に至っては、ケガのためレースを欠場している。
この4人については、競技結果というより、それ以外の要素でネットユーザー
たちの注目を集めたのだろう。
特に注目すべきは、中村美里選手だ。五輪初出場で銅メダルに輝きながら、
「金メダル以外は同じ」とニコリともせずに言い放った試合後のインタビューは
印象的だった。
19歳という若さに加え、まだあどけなさの残るルックスも魅力十分。
ほかの3人に比べると、これまでの知名度は劣ったが、北京五輪でいっきに
ブレークし、これからの注目株といえよう。
一方、6位から9位にはズラリとメダリストたちが並んだ。
準決勝から3連投で413球を熱投。宿敵アメリカを破って悲願の金メダルを
獲得したソフトボールの上野由岐子選手(6位)、今回、日本選手団金1号で、
アテネ五輪に続き2大会連続で金メダリストとなった柔道66kg級の
内柴正人選手のランクインは当然の結果といえる。
また、3位の野口選手に続き、女子マラソンからは土佐礼子選手が
10位に入ったが、こちらもレース自体は、途中棄権と残念な結果に終わっている。
それでも、話題として取り上げられるのは、それだけ女子マラソンに対する
期待が大きかったことの表れだろう。
また惜しくも10位以内には入らなかったが、柔道女子の谷本歩実選手(13位)、
塚田真希選手(15位)、柔道男子の石井慧選手(19位)、レスリング女子の
伊調馨選手(14位)、吉田沙保里選手(18位)水泳女子の中村礼子選手(16位)
など、メダリストたちは、やはり上位に顔を出していた。
2、北京五輪 クチコミで作る「“感動を呼んだ”選手ランキング」
選手名と一緒に、「感動 or 泣けた or 素晴らしい or 快挙 ...」という単語を検索。
クチコミで、“感動を呼んだ”日本人選手をランキングした。
ランキング 選手名 口コミ件数(件) 出場競技
――――――――――――――――――――――――――――
1位 北島康介 13154 水泳男子100m平泳ぎ 他
2位 平野早矢香 3999 卓球女子シングルス・団体
3位 野口みずき 2410 陸上女子マラソン
4位 内柴正人 1643 柔道男子66kg級
5位 浜口京子 1506 レスリング女子72kg級
6位 福原愛 1442 卓球女子シングルス・団体
7位 鈴木桂治 1330 柔道男子100kg級
8位 内村航平 1283 柔道男子団体総合 他
9位 上野由岐子 1172 ソフトボール
10位 伊調馨 1000 レスリング女子63kg級
ここでも断トツの1位は水泳の北島康介選手。北島選手、強し!
なんと一人だけクチコミ件数を1万の大台に乗せ、2位以下を大きく引き離している。
北島選手は、単にネット上で話題になっただけでなく、多くの人がその偉業に感動し、
賞賛していたことがわかる。2位には、卓球女子の平野早矢香選手が入った。
早野選手の口コミ件数は、5759件で全体の56位だから、その約7割が彼女のプレー
を讃える文脈で語られていたことになる。6位の福原愛選手同様、団体戦では
あと一歩で銅メダルを逃し4位に終わったが、敗者復活戦で世界ランキング
3位の香港を大逆転で破った試合が、多くの人の心を揺さぶった結果だろう。
3位は、話題選手ランキングと同じく、女子マラソンの野口みずき選手がランクイン。
これはおそらく、「泣ける」、「泣いた」という単語と一緒に検索されたものと思われる。
それだけ野口選手の出場辞退を残念がったファンが多かったということか。
4位以下は、お茶の間を歓喜させたメダリストたちが並んだ。
念願のメダルを獲得し、喜びを爆発させる選手たちを目の当たりにして、
思わずネットにその感動の思いを書き込み、多くの人たちと喜びを分かち合った
ファンも多かったのだろう。
ただ、一人だけ異色なのは、柔道男子100kg級の鈴木桂冶選手。
日本選手団の主将として、アテネ五輪に続く2大会連続の金を期待されたが、
1回戦で一本負けすると、続く敗者復活戦でもあっけなく破れてしまった。
しかし、試合後、柔道の代表選手たちが帰国するなか一人北京に残り、
日本選手団主将として、大会終了までほかの競技の応援に、連日走り回っていた。
敗れてもなお、主将として責務を果たそうとしたその姿に、多くの人が感動したに違いない。
■■参考■■
*〔「クチコミ@係長」について」〕
「クチコミ@係長」は株式会社ホットリンクのクチコミ分析ツールです。
特徴①日本最大の口コミデータベース
・対象範囲 国内主要ブログポータル17ポータル、2ch(※1)、他掲示板
・対象記事数 22億6239万4449記事(2008/09/01現在)
・内ブログ記事数 5億1336万216記事(2008/09/01現在)
・ブログユーザ数 836万767ユーザー(2008/09/01現在)
(※1) 2ch データは、2chデータの独占販売権を保有している株式会社ガーラ社との
契約による許可のもとに使用しております。
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*〔株式会社ホットリンクについて〕
ホットリンクは、レコメンドエンジンやBUZZマーケティングツール「電通バズリサーチ」、
「クチコミ@係長」の提供を中心に、クライアント企業のインターネットマーケティング活動を
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