ウイングアークとホットリンクは11月29日、ソーシャルメディアのデータ分析、活用で協業することを発表した。ソーシャルメディアのデータと企業内のデータを融合させた仮説、検証の仕組みを提案していく。
ホットリンクは、Twitterやブログ、掲示板など260億件以上のソーシャルメディアのデータをリアルタイムに収集、分析している。ブログの分野では、2970万ユーザーの記事を24時間365日収集、分析している。
アメーバブログでは95%以上をカバーしており、業界最大の収集対象ブログ数になると説明。2ちゃんねるでのクチコミ情報も収集可能など対象範囲の広さや分析速度に定評があるとしている。ホットリンクは、これらのデータとソーシャルメディアに特化した言語処理技術をAPIとASPツール「クチコミ@係長」として提供している。
ウイングアークとホットリンクは、クチコミ@係長をはじめとした、国内のブログやTwitterなどの分析結果と、ウイングアークのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「MotionBoard」を連携させ、匿名性の高い情報やクチコミ情報を分析するほか、販売実績とクチコミ情報を分析して、PDCAサイクルを回していく。
最新版となるMotionBoard Ver.4.1では、ソーシャルメディアのデータやデータウェアハウス(DWH)アプライアンス製品との連携を見据えた情報活用基盤としての強化を図っており、さまざまな情報のフロントエンドとして、企業の情報活用を支援していくとしている。