ウイングアークとホットリンクが協業--ソーシャルメディアのデータを分析

田中好伸 (編集部)

2012-11-29 16:17

 ウイングアークとホットリンクは11月29日、ソーシャルメディアのデータ分析、活用で協業することを発表した。ソーシャルメディアのデータと企業内のデータを融合させた仮説、検証の仕組みを提案していく。

 ホットリンクは、Twitterやブログ、掲示板など260億件以上のソーシャルメディアのデータをリアルタイムに収集、分析している。ブログの分野では、2970万ユーザーの記事を24時間365日収集、分析している。

 アメーバブログでは95%以上をカバーしており、業界最大の収集対象ブログ数になると説明。2ちゃんねるでのクチコミ情報も収集可能など対象範囲の広さや分析速度に定評があるとしている。ホットリンクは、これらのデータとソーシャルメディアに特化した言語処理技術をAPIとASPツール「クチコミ@係長」として提供している。

 ウイングアークとホットリンクは、クチコミ@係長をはじめとした、国内のブログやTwitterなどの分析結果と、ウイングアークのビジネスインテリジェンス(BI)ツール「MotionBoard」を連携させ、匿名性の高い情報やクチコミ情報を分析するほか、販売実績とクチコミ情報を分析して、PDCAサイクルを回していく。

 最新版となるMotionBoard Ver.4.1では、ソーシャルメディアのデータやデータウェアハウス(DWH)アプライアンス製品との連携を見据えた情報活用基盤としての強化を図っており、さまざまな情報のフロントエンドとして、企業の情報活用を支援していくとしている。

ZDNET Japan 記事を毎朝メールでまとめ読み(登録無料)

ZDNET Japan クイックポール

所属する組織のデータ活用状況はどの段階にありますか?

NEWSLETTERS

エンタープライズコンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]