NECは10月21日、ウイングアークテクノロジーズと共同開発したビジネスインテリジェンス(BI)製品「InfoFrame Dr.Sum EA Ver.4」とNEC製サーバを組み合わせた大企業向けの新ソリューションを発表した。同日から販売する。
両社は、InfoFrame Dr.Sum EA Ver.4とNEC製サーバなどを組み合わせ、共同で性能を検証。その結果、従業員数5000人以上の大規模ユーザーや、10億件以上の大容量データを保持するユーザーに最適なパフォーマンスを実現できることを実証したという。これにより、従来Dr.Sum EAの導入が進んでいた中堅・中小企業だけでなく、大企業向けソリューションのラインナップを拡充することとなった。
最小構成時の価格は、蓄積可能なデータが1億件以上の大企業モデルで1600万円から(税抜)。最小構成はソフトウェアが「InfoFrame Dr.Sum EA Premium Plus」「同Enterprise Ver.4」、サーバがExpress5800 R120b-2を2台、ストレージがiStorageD1-30。10月31日に出荷を開始する。
蓄積可能なデータ件数が2000万件からの中堅・中小企業モデルは450万円から(税抜)。最小構成は、ソフトウェアがInfoFrame Dr.Sum EA Premium Ver.4、サーバがExpress5800 R120b-2。10月31日に出荷を開始する。
Dr.Sum EAは、企業内のデータを統合し、集計、分析、レポーティングするためのソフトウェア。処理すべきデータ量が比較的少ない中堅・中小企業や、大企業の部門単位でのBIシステムを中心に導入が進んでいる。