「iPS 細胞の展望と課題」、京都大学山中伸弥教授による早朝特別講演

iPS細胞のライセンスを行う京都大学発の企業、 iPSアカデミアジャパン、デビュー、 関連演題多数BioJapan2008にて

ビジネスワイヤ・ジャパン株式会社

2008-10-01 00:00

横浜発 -- 【ビジネスワイヤ】 -- 2008年10月1日 -- 平成20 年10 月15 日(水)~17 日(金)、パシフィコ横浜にて開催されるBioJapan2008において、京都大学山中教授による「iPS 細胞の展望と課題」の特別講演を主催者企画として実施いたします。今や、ノーベル賞に最も近い男、と目される同教授の人気の高いセッションのため、既に事前登録は満員札止め状態ですが、当日別会場にて、同時生中継を実施することを決定しました。当日お早めにお越しいただければ、こちらのモニター中継会場にてライブでご講演を視聴することも可能かも知れません。
ヒトiPS細胞は、京都大学山中教授のグループにより世界で初めて作られました。今後の再生医療発展の鍵を握る画期的な研究分野と目されています。今回の山中教授による特別講演では、ES 細胞の研究からiPS 細胞の創出に至った経緯と、今後のiPS 細胞の展望と課題について、主に実業者向けに焦点を当てたご講演をいただきます。(座長:宮田満 日経BP社主任編集委員)


今年7月より、企業向けにiPS 細胞の提供事業が開始された事もあり、一刻も早く多くの患者に具体的成果を届けるべく日々努力している京都大学を中心とした取り組みについて、伺えるものと期待されます。その中核を担うiPSアカデミアジャパンもBioJapan2008でデビューいたします。


iPS細胞について
iPS細胞(induced pluripotent stem cell、人工多能性幹細胞)はES細胞(胚性幹細胞・Embryonic stem cell)と同様に、様々な細胞への分化が可能で、将来的には移植治療などの再生医療分野への応用が期待されているとともに、病因解明による新薬開発や薬の副作用の安全性検査など、今すぐにでも実用面での成果が見込まれる。ES細胞の製造にはヒト受精卵を用いるための倫理的問題や拒絶反応などの障害があるが、iPS細胞ではこれらをクリアできる事から、ES細胞に代わるものとして、世界中で多くの研究者が日々、技術の確立に向けしのぎを削っている分野。


山中教授について
山中教授は米国TIME誌による「世界で最も影響力のある100人」に選定され、また武田科学振興財団(大阪市)による「武田医学賞」を受賞するなど、万能細胞(iPS細胞)の開発分野における世界的パイオニアです。国内において作成技術の特許取得、また海外市場においても特許出願を行う等、iPS細胞を「日本発の基本技術」として確立すべく日々研究に尽力されているなか、精力的に講演などもこなし、社会貢献、科学技術の啓蒙活動などにも献身的に取り組んでいます。


本特別講演は一般のセミナーに先立って朝9 時から10 時までの開催となります。完全事前登録での受付となります。当日は受講希望者が非常に多いことが予想されます。場合のよって、お席のご用意がない場合もございますので、予めご了承下さい。


BioJapan2008 京都大学山中伸弥教授による早朝特別講演スケジュール
10 月17 日(金) 9 時~10時 (パシフィコ横浜 国際会議センター)


なお、バイオジャパン2008では、会期2日目の10月16日昼12時より、カナダ・オンタリオ州政府によるスポンサーセミナー「日本とオンタリオ州政府:幹細胞研究の取組み」と題してランチョンセミナーを実施しますが、こちらでも山中伸弥教授のご講演が予定されています。さらには、iPS細胞の知財管理会社として新たに設立されたiPSアカデミアジャパンの吉田社長のご講演もあり、学術面と事業化側面の両方の最新動向を一挙に得られる絶好の機会となります。こちらも事前登録をお済ませ下さい。本セッションにはお弁当が付きます。(数に限りがあります。)


iPSアカデミアジャパンについて
iPSアカデミアジャパンは京都大学が中間法人を介して設立、08年8月から本格的に活動を開始した企業です。
iPS細胞の事業化の権利をライセンスし、再生医療や創薬研究の厳しい国際競争で、我が国発のノーベル賞級の成果を守り、一日でも再生医療の実現を加速することを目的としています。今回は初めて、展示会に参加、社長自らがiPS細胞のライセンス戦略を明らかにします。
同社はブース出展(小間番号B-212)し、17日午前11時からのワークショップでの社長プレゼンをいたします。(ワークショップは事前登録不要。)


各講演・セミナー事前登録方法
バイオジャパン公式ウェブサイトにてご登録下さい。
(リンク »)


お問い合わせ先
日経BP社事業局 バイオジャパン2008運営事務局
担当:上田、三澤、笹川
TEL: 03-6811-8084 FAX:03-5421-9170
E-mail: bio08@nikkeibp.co.jp


プレス登録先
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