世界各国の音楽や電子ゲームの出版社、テレビ放送事業者、ビデオ制作会社、コンテンツアグリゲーター、通信事業者などが、モバイルデバイスに対応するさまざまな形態のコンテンツを制作、編集、管理、配信するためのツールに対して2008年末までに支出する資金の額は80億ドルを超える見通しです。これは、先端通信技術などが専門の調査会社Insight Research Corporationが発行した調査報告書「Content Management for Wireless Networks, 2008 - 2013」のなかで明らかにしたものです。同報告書は、音楽や動画をはじめとするさまざまなタイプの情報やエンターテインメントコンテンツを携帯電話などのモバイルデバイスに対応させるよう促す力が技術と市場の両面で強まっていると指摘しています。また、現在のコンテンツ管理システムが特定タイプのデバイスにコンテンツを配信する機能に重点を置いていると指摘したうえで、2013年までには、初歩的な統合コンテンツ管理機能を使って個々のコンテンツを配信するというこれまでの孤立したシステムから、マルチチャネル配信に適した再利用可能なコンテンツを中心とした本格的なコンテンツ管理システムに重点が移るという見通しを示しています。INSIGHT社の社長であるRobert Rosenberg氏は、「現在のツールでも、さまざまなタイプのコンテンツを管理し、特定タイプのコンテンツを特定のデバイスに提供することは可能です。しかし、本当に必要とされていて、しかも今後数年以内に登場すると思われるのは、特定のデバイスに依存しない形でコンテンツのフォーマットと管理を行い、デジタル時代のなかでコンテンツの価値を無限に高めていくことができるようなツールです。複数の配信チャネルでコンテンツの再利用が可能になれば、その価値は大幅に高まり、次世代コンテンツ管理ツールの開発プロジェクトに対する投資も促進されるはずです」と結論づけています。 【 英文市場調査報告書 】Content Management for Wireless Networks, 2008 - 2013ワイヤレスネットワーク向けコンテンツ管理の市場:2008~2013年 (リンク ») Insight Research Corporation出版日2008/09
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