ユニファイドコミュニケーション(UC)は、ビジネスの世界に地殻変動をもたらすといわれています。一見誇大宣伝と思えるような表現ですが、長期的に見た場合、あながち的外れとはいえません。UCの定義が極めて広い範囲に及んでいるからです。ハイテク市場が専門の調査会社In-Statによると、UCの普及動向に関する各種の調査報告書には、UCの評価を実施し、この技術をインストールし、実際に運用している企業が50%にのぼるといったデータが掲載されていますが、こうした報告書では、ユニファイドメッセージングのインストールやWebコンファレンシングサービスのサブスクリプションといった極めて小さなステップまでUCの導入例として数え上げられているといいます。同社のアナリスト、David Lemelin氏は、「実際にビジネスの世界を一変させるような変化が起こるまでには、かなりの時間がかかると思われます。おそらく、そのような変化が完結するまでには1つの世代が入れ替わるほどの時間が必要でしょう。しかし、『ミレニアル』(2000年代に成人となった人々を指す)と呼ばれるような新しい世代が、若い頃に作り上げた意思疎通の習慣(テキストメッセージングやソーシャルネットワーキング、ブログなど)を職場に持ち込むようになるなか、UCの普及が加速する兆しも現れています」と語っています。In-Statがこのほど発行した調査報告書「Unified Communications: A Clash of Titans」では、以下の点が明らかになっています。・世界のUC製品の売上高は、2012年の時点で180億ドルに達する見通しです。
・VoIPユーザーを対象にしたIn-Statの調査では、メッセージングが最も成熟度の高いUCの機能とされています。
・プロバイダーにとって短期的に最も大きなビジネスチャンスが見込めるのは、コンファレンシングサービスです。
同報告書では、世界のUC市場を取り上げ、従来型音声メールやユニファイドメッセージング、UCポートの出荷台数、収益などを2012年までのスパンで予測しているほか、メッセージング市場における機器ベンダー各社のシェアやUC製品供給企業の戦略なども網羅しています。
【 英文市場調査報告書 】Unified Communications: A Clash of Titansユニファイドコミュニケーション市場 (リンク »)
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