京都大学、ジュニパーネットワークスの「IDP」侵入検知防御プラットフォームを導入

学術情報メディアセンターのネットワーク不正侵入・攻撃パターンの研究に利用

ジュニパーネットワークス株式会社

2008-12-01 00:00

ジュニパーネットワークス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:大須賀 雅憲。以下、ジュニパーネットワークス)は本日、京都大学学術情報メディアセンター(Academic Center of Computing and Media Studies : 以下、ACCMS)が、ジュニパーネットワークスの「IDP」(Intrusion Detection and Prevention)侵入検知防御プラットフォームを導入したことを発表しました。今回導入されたのは、ジュニパーネットワークスの「IDP」ファミリーの最上位機種で、ギガビットイーサネットに対応する「IDP 1100F」侵入検知防御プラットフォームです。ACCMSでは、今春から、「IDP 1100F」侵入検知防御プラットフォームを導入して、学内ネットワークのセキュリティを強化するだけでなくネットワークの不正侵入や攻撃パターンの研究に利用しています。
ACCMSのネットワーク研究部門では、IPv6を用いたインターネットの高信頼化および高機能化、システム運用におけるセキュリティ確保、インターネット上でのプライバシー保護と不正防止などの研究テーマに取り組んでいます。学内・学外ネットワークの何箇所かにハニーポット(おとりサーバー)を立て、1997年からセキュリティ機器ベンダー各社のIDS(Intrusion Detection System=侵入検知システム)を利用して、インターネットへのさまざまな不正侵入や攻撃パターンを分析し、問題の解決策を探る研究をしています。ジュニパーネットワークスの「IDP」侵入検知防御プラットフォームは、2002年から採用されており、現在でも利用されている数少ない機種のひとつです。京都大学の学内ネットワークは、現在では、10ギガビットインタフェースを提供するSINET3をはじめとする主要な学術ネットワークと接続され、1日のユーザー数が約2万人、またセッション数も数百万単位に達する大規模ネットワークになりました。ACCMSでは、莫大なトラフィックに対応するため、今春から、ジュニパーネットワークスのギガビット級スループットを提供する「IDP 1100F」侵入検知防御プラットフォームを導入しています。

情報セキュリティを専門としている京都大学准教授 工学博士である高倉弘喜氏は、次のように述べています。「ジュニパーネットワークスの『IDP』は、他社製品で検知できないデータを見ることが出来ます。アラートが出たときでも、セッションのはじめから終わりまで読み取ることができるため、アラートの前に何を仕掛けてきて、後に何が起こったか全部見えます。また、『IDP』の管理ツールは、ユーザーインタフェースが優れており、フィルターの管理が容易です。また、データベース処理が堅牢なため、一般的なサーバー環境でも比較的容易にログ管理、表示が可能です。さらに、クライアントソフトを複数のノートPCにインストールできるので、複数のオペレータが簡単にリモートでネットワークを管理することができます。このため、データ分析に要する設備投資を大幅に削減できます。」

「IDP 1100F」から得られたトラフィックデータは、京都大学の教育に利用されるほか国内外の研究機関やベンダーにも開示され、シグネチャリリース時のテストなどに活用されています。

ジュニパーネットワークスの「IDP」侵入検知防御プラットフォームは、ステートフル検知・防御技術を採用しているため、たとえセキュリティパッチの配布前であっても、ワームやトロイの木馬、スパイウェア、キーロガー、その他のマルウェアによる攻撃からネットワークを守り、ネットワークへの侵入を阻止するとともに感染拡大を防止します。また、社内ネットワークに無許可のサーバーやアプリケーションおよびオペレーティングシステムが接続されているかどうかも確認できます。

ジュニパーネットワークスの「IDP」侵入検知防御プラットフォームに関する詳しい情報は、以下のURLでご覧になれます。
(リンク »)

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ジュニパーネットワークスは、ハイ・パフォーマンス・ネットワーキングのリーダーです。サービスおよびアプリケーションの一元化されたネットワークにおける展開を加速するのに不可欠な、即応性と信頼性の高い環境を構築するハイ・パフォーマンスなネットワーク・インフラストラクチャを提供するジュニパーネットワークスは、お客様のビジネス・パフォーマンスの向上に貢献します。ジュニパーネットワークスに関する詳細な情報は、以下のURLでご覧になれます。
www.juniper.co.jp

ジュニパーネットワークス株式会社について
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電話番号(代表):03-5321-2600

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