ジュニパーネットワークスは、NECが進める新型コロナウイルス時代の新しい働き方を実現する「デジタルオフィスプロジェクト」に、自社の位置情報サービスなどを提供する。
NECは、7月から東京本社で同プロジェクトの実証実験を開始している。実証では「入退場ゲート」「マスク対応レジレス決済」「居場所お知らせガイド」「混雑状況の可視化」など8つのユースケースを設定し、従業員や来訪者に安全かつ便利な方法でサービスを提供できるかを検証している。
位置情報サービスの活用例
ジュニパーネットワークスの位置情報サービスは、居場所お知らせガイドと混雑状況の可視化に活用される予定で、強化された経路検索によりユーザーの居場所に関する情報の提供やホットゾーンアラート通知機能による混雑状況の可視化を提供していく。また追跡近接ソリューションにより、感染者がいた場合に就業時間中に濃厚接触した可能性のある従業員を特定できるようにする。
同社の位置情報サービスには、AI(人工知能)技術を活用したWi-Fi「ジュニパーアクセスポイント」、仮想Bluetooth LE(vBLE)、「Premium Analytics」ソリューションなどが活用されている。また同社のAIドリブンソリューションはNECの顔認識とサーマルカメラの活用を広げ、そのソリューションを補完しているという。