「誰が、何がネットワーク上に存在するかを可視化」--ジュニパーのセキュリティー

渡邉利和 2019年04月25日 11時07分

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 ジュニパーネットワークスは4月24日、セキュリティーの取り組みについて説明会を開き、最新のコンセプト「Juniper Connected Security」について紹介した。同社の取り組みは、この分野の事業の起源という2004年からだとしている。

Juniper Networks セキュリティ・ビジネス&ストラテジー担当副社長のSamantha Madrid氏
Juniper Networks セキュリティ・ビジネス&ストラテジー担当副社長のSamantha Madrid氏

 説明に立った米Juniper Networks セキュリティ・ビジネス&ストラテジー担当副社長のSamantha Madrid氏は、同社のセキュリティーに対する取り組みのスタートが2004年のNetScreen買収だったと振り返った。「ネットワークにとってセキュリティーがいかに重要であるか」(Madrid氏)を理解した同社は、2008年にネットワークOS「Junos」にNetScreen由来のセキュリティー機能を統合し、ここからConnected Security」というコンセプトが始まったという。

 現在も同社はネットワークにフォーカスし続けているものの、ネットワークにはセキュリティーが不可欠という考え方から、セキュリティー企業としての顔を持つようになり、最新のコンセプトとして「Juniper Connected Security」を提唱している。

 Madrid氏によれば、同社にとってセキュリティーの基本となる考え方は、「ユーザー、アプリケーション、インフラの安全を確保する(safeguarding)」というもの。「誰が、何が、ネットワーク上にあるか(Who and What is on your network.)を可視化すること」を重視している。また、よくある「ロックイン戦略」は採用せず、全てを単一ベンダーに統一することで効果を発揮する統合型ソリューションでもなく、ユーザーが既に投資済みのさまざまなセキュリティソリューションをそのまま生かすことも重視しているという。

 こうした戦略を具体化するという中核製品が「Juniper Advanced Threat Prevention」で、アプライアンス製品の「JATP Appliance」と、クラウドサービスとして提供される「SkyATP」がある。同社の次世代ファイアウォール製品「SRXシリーズ」や、既存の他社製品を含むさまざまなデバイス/セキュリティーのポイントから情報を収集、可視化して、自動防御を実現するとした。

 一見、SIEM(Security Information and Event Management)と同様の機能のようだが、同氏はJATPとSIEMの違いについて、「SIEMは全てのイベントを収集し、ユーザーが設定したルール/ポリシーに従って情報を整理するが、JATPは侵入情報のみを抽出して可視化する」と説明する。JATPはまた、他社製品を含むさまざまなSIEM製品と連携するという。この他にコンテナー環境のセキュリティーを向上させるためのファイアウォール製品「cSRX」や仮想化ファイアウォール「vSRX」など、さまざまな構成のネットワークを保護するためのカバレッジの拡大に取り組んでいるとした。

「Juniper Connected Security」の概要(出典:Juniper Networks) 「Juniper Connected Security」の概要(出典:Juniper Networks)
※クリックすると拡大画像が見られます

 さらに、IoT/OT(Operational Technology)の分野では、さまざまな独自インターフェースやプロトコルがセキュリティーへの配慮がないままに使われている状況だとし、こうした環境を包括的に保護する取り組みにも注力しているという。最新の事例では、グローバルに事業展開する製造企業の日本の拠点に同社のセキュリティソリューションが導入され、今後グローバルに展開されていくという。

 最後にMadrid氏は、今後の予定として「IoTへの取り組みの更なる強化」や「暗号化トラフィックへの対応強化」などを挙げた。

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