老舗金型メーカーの斎藤金型製作所がPTC(R) の製品開発システムの使用により作業工程6割削減

職人技とPTC のPro/ENGINEER(R)、Windchill (R)との融合により業務効率向上とナレッジマネジメントを実現

PTCジャパン株式会社

2008-12-03 11:30

【2008年12月3日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、社長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上公夫)は、創業半世紀を超える老舗金型メーカーである株式会社斎藤金型製作所(以下、斎藤金型製作所、本社:三重県桑名市、代表取締役:斎藤 清司)が、業務効率向上および職人技の次代への継承対策を目的として、エンジニアリングならびにデータ管理ソリューションにPTCのPro/ENGINEERとWindchillを同社の製品開発システム(PDS)として導入したことを発表しました。
斎藤金型製作所は、1955年に創業した社員約30名の金型メーカーで、自動車部品を中心にした金型製作において、職人技といえる技術を長年にわたり蓄積しており、業界で確かな信頼を獲得しています。同社は職人技とPTCの先端技術の融合に目を向け、PTCの3次元CADソフトウェアPro/ENGINEERを導入しました。


Pro/ENGINEERの導入により、導入前と比べ作業工程は6割以上の大幅削減となりました。取引先とはネイティヴデータでのやり取りが可能となり、設計変更による修正工数も数日から数時間に短縮され、また2次元データを介さないことで精工な鋳造が実現し、組み付け時の調整を必要としなくなりました。このような作業効率が向上した結果、製品納期の短縮を実現しました。


その後斎藤金型製作所では、Pro/ENGINEERでのチーム設計が主軸となり、CAD・CAMグループ内で多様な製品データが急増しましたが、PTCのデータ管理ソリューションWindchillの導入により、短期間で設計の構想が見えるようになりました。また作業全体の進捗状況の把握が可能となったことで材料手配も早く正確にできるようになり、設計完了までの業務時間が短縮されました。加えて製造現場や取引先間にまで拡大したシームレスなデータ共有を実行できるシステムが整備され、製造マニュアル等のペーパーレス化を実現し、環境にも配慮しています。


さらに斎藤金型製作所では、同社の技術力の基盤となっている職人たちが個人で蓄積している知識を次代の技術者へ継承するソリューションとしてもWindchillを活用しています。


このことについて、斎藤金型製作所代表取締役である斎藤清司氏は次のように述べています。「デジタルデータで職人技の細かい部分までは継承できませんが、知識やノウハウなら継承できます。多様な情報を管理するWindchillにより、新人とベテランが同じ知識を共有できます。まさに、当社が生き残るために導入すべきソリューションでした。当社は長年蓄積した職人の技と先端技術を融合し、次代のニーズに応える世界最高品質を目指します」。


PTCジャパン株式会社社長である井上公夫は、「今回、金型メーカーとして歴史ある斎藤金型製作所様が、先端技術のPLMソリューションとして、Pro/ENGINEERおよびWindchillを活用してくださっていることを非常に嬉しく思います。昨今あらゆる業界において市場環境は厳しさを増しています。迅速かつ高度化していく顧客のニーズにきめ細やかに対応するための拡張性の高いソリューションを、当社ではそれぞれのお客様のニーズに合うような形で展開しています。PTCは今後も金型メーカー様におけるさらなる業務効率の向上はもちろん、職人技の継承もサポートし続けていきます」と述べています。


斎藤金型製作所がPro/ENGINEERを活用してモデリングした画面は、以下のWebサイトでご参照いただけます。


型の試し加工用 サンプルモデル
(リンク »)


ブロックシリンダー中子型 金型アセンブリモデル
(リンク »)


株式会社斎藤金型製作所について
株式会社斎藤金型製作所は1950年に三重県桑名市にて創業し、現在社員数は約30名。1995年に株式会社に組織変更し、世界最高品質の金型を造るため、常に挑戦し続けています。誠実なもの造りを企業理念に掲げ、鋳造型、アルミダイキャスト型の設計・製作を行っています。主な製品は、エンジンブロック、キャリパーサポート、インテークマニホールド、ステアリングラックなど自動車部品の金型です。
Webサイト: (リンク »)


PTC SMB向けソリューションについて
PTCの中小規模企業(SMB)向けソリューションは、低価格でご提供する、使いやすく拡張性の高い製造業向け3D CAD/CAM/CAEソリューションです。また、製品データ管理およびコラボレーション(協業)の領域でのSMB特有の要件に対応する製品ライフサイクル管理(PLM)ソリューションもご提供しています。PTCは現在320社の代理店を通じて41ヵ国、35,000社におよぶSMBのお客様にソリューションをご提供しています。


PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品ライフサイクル管理(PLM)、コンテンツ管理、エンタープライズ・パブリッシングの各ソフトウェア・ソリューションを世界50,000社以上の企業に提供しており、その中には製造、出版、サービス、官公庁そしてライフサイエンスなどの産業分野の革新的な企業が含まれます。PTCの株式はNASDAQ市場に公開されており、S&P Midcap 400とRussell 2000の両指標に含まれています。


PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシットモデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、エンタープライズ・パブリッシング・ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。
Webサイト: (リンク »)


* PTCの社名、ロゴマークおよびWindchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Arbortext、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

以上
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