ノーテル、次世代ユニファイド・コミュニケーションを構築する 新たなソフトウェア・プラットフォーム「Agile Communication Environment」を発表

マルチベンダー環境でCEAなどの先進的なコミュニケーションの導入を可能に

ノーテルネットワークス株式会社

2008-12-04 00:00

ノーテルネットワークス株式会社*(本社:東京都品川区、代表取締役社長:レイ・テスク、以下、ノーテル)は本日、企業のビジネスアプリケーションに、Click-to-Call(クリックtoコール)、テレビ会議、プレゼンスをはじめとするユニファイド・コミュニケーションの機能を容易に統合する次世代ソフトウェア・プラットフォーム「Agile Communication Environment(以下、ACE)」を発表し、本日より販売を開始します。
新製品ACEは、オープンスタンダードのサービス指向アーキテクチャー(SOA)とWebサービスをベースにしたソフトウェア・プラットフォームで、デスクトップ環境や通信インフラにおいて単一ベンダーの独自ソリューションに縛られることなく、ユニファイド・コミュニケーションやコミュニケーション・イネーブルド・アプリケーション(CEA)、CRM**やERP**といった企業向けビジネスアプリケーションなどの先進的なコミュニケーション・テクノロジーのインテグレーションを可能にします。


またNortelのACEでは、マルチベンダーの通信環境での統合が可能なため、PBXやビデオ会議システムなどに追加投資することなく新たなユニファイド・コミュニケーションの機能が活用できるなど、単一ベンダーのテクノロジーを導入する際の支出を回避することができます。


ACEは比較的大規模な企業に適したプラットフォームで、金融、ヘルスケア、小売・流通を始めとする広範囲な業態を対象としています。ノーテルは、本日より直接販売を開始するとともに、国内での販売におけるパートナーシップ、ビジネスアプリケーション分野でのパートナーシップも推進していきます。


製品に関する詳細:

NortelのACEテクノロジーでは、ソフトウェア・プラグイン(アダプター)を用いることで、企業の音声、ビデオおよびデータ・ネットワークから通信機能を直接取り込み、それを企業のコア・ビジネス・プロセスや、主要デスクトップ・ベンダーが提供するユニファイド・コミュニケーション・プラットフォームなどのサポーティング・アプリケーションに統合することができます。


ACEの価値は、コミュニケーション・プロセスにおいて人手が介在することで発生する遅延を取り除き、意思決定サイクルを迅速化し、応答時間を改善することで、企業に不可欠な競争的差別化を図れる点にあります。NortelのROI計算ツールによれば、ユニファイド・コミュニケーションを導入すれば生産性が18%向上し、投資収益率は178%も向上します。


Nortel Asiaの次世代ユニファイド・ネットワークス部門のリーダーであるカースティン・ギルバートソン(Kirsten Gilbertson)は次のように述べています。「NortelのACEは、次世代のコミュニケーションでどのようなことが可能となるかを示すものです。ACEは、ほぼすべてのネットワーク環境において、通信アプリケーションをWebサービスとして実行し、単一ベンダーが提供する機器やエンタープライズ・ネットワークによる制限から企業を解放します。その結果、生産性が向上し、ネットワーク効率が高まり、コスト削減につながります。」


ギルバートソンはさらに次のように述べています。「市場には依然としてさまざまなベンダーの独自ソリューションが存在する中、既存の通信システムの機能をコア・ビジネス・プロセスやアプリケーションに統合するNortelのACEプラットフォームは他に類をみない存在です。通信システムをビジネスアプリケーションおよびビジネスプロセスとリンクすることで、顧客は現在実現可能なレベルの一歩先を進むことになります。その結果、より迅速に投資を回収することができ、生産性と顧客満足度の向上と、ユニファイド・コミュニケーション導入コストの削減を促進することができます。」


また、ギルバートソンは次のような例をあげています。「典型的な配送業者を例にあげると、現在の通信システムと車両管理システムが別個に運用されている環境では、荷物の到着時間は4時間ないし5時間の幅を持って通知されていました。ACEを使用すれば、2つのシステムをリンクし、電話、IM、またはSMSを通じて、車両到着があと5kmになった時点で自動的に顧客にメッセージを送ることができるようになります。」


ユニファイド・コミュニケーションに関するGartnerのマジック・クアドラント2008年9月更新版では、Nortelが4年連続でこの市場を主導するリーダー・クアドラントに位置付けられています。


Nortelは、ACEプラットフォームの開発を積極的に推進していきます。最初のリリースは、Nortel CS1000、MCS5100、AS5200、Call Manager IP Telephony(シスコ製)、およびテレビ会議用ハードウェア製品(タンバーグ製)をサポートします。他ベンダー製品向けのアダプターも速やかに提供を開始する予定です。ノーテルは今後、約12週間ごとにサポート製品に関する情報のアップデートを行っていく予定です。




Nortelについて
Nortelは、通信技術分野のリーダーとして、BUSINESS MADE SIMPLE(ビジネスをよりシンプルに)という理念を具体化して顧客の皆様に提供します。Nortelは通信事業者と企業の双方に向けた次世代技術により、マルチメディアやビジネスに必要不可欠なアプリケーションをサポートします。またNortelは、ネットワークを簡素化し、人と必要な情報を必要なときに結びつけて、効率改善、迅速化、パフォーマンス向上における障害を取り除くよう技術設計を行っています。Nortelの事業展開は世界150か国以上におよびます。詳しくは、www.nortel.com をご覧下さい。またNortelに関する最新のニュースは、www.nortel.com/news でご覧いただけます。


当プレスリリースには、「可能性」「見込み」「場合」「期待」「思われる」「意向」「約」「計画」「想定」「努める」およびそれらに類似する表現およびそのバリエーションが含まれている場合があります。これらの表現は、関連証券法にもとづく予示的声明や情報を示しています。これらの情報は、Nortelを囲む事業環境、景気、市場に対するNortelの現時点における期待、見積、予測、予想に基づいています。またこれら情報は、予想が難しい重要な推定、リスク要因、不確定要因の影響を受けます。当プレスリリースで説明された結果や出来事は、実際の結果あるいは出来事と異なる場合があります。これらの要因やその他の詳細については、Nortel が米国証券取引委員会に提出した年次報告書Form 10-K、四半期報告書Form 10-Qおよびその他の提出書類に記載されています。Nortelは、適用法により要求されない限り、新情報、将来の出来事、その他の如何にかかわらず、あらゆる予示的声明を含め、このプレスリリースのあらゆる記載情報について、それを更新・改正する意思あるいは義務を放棄します。


* Nortel、Nortel ロゴ、グローブマークは Nortel Networksの商標です。
**CRM (Customer Relationship Management)、ERP (Enterprise Resource Planning)などは企業の顧客・業務管理アプリケーションの一例です。
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