「RabbitのSBCを使用することで、組込み開発者はハードウェアがほぼ完成された状態からスタートでき、あとはソフトウェアと筐体を加えるだけです。いまや組込み開発者は、ワイヤレス制御製品やワイヤレスゲートウェイへの最短かつ容易なパスを手にしたわけです。彼らは文字どおり、2~3カ月で市場に投入することができるのです」と、Digi Internationalのグローバルセールス&マーケティング上級副社長のラリー・クラフトは話しています。
「BL4S100」シリーズはZigBeeとイーサネット両方のコネクティビティを備え、ケーブルやワイヤハーネスの煩わしさなく、マシン制御とデータ収集向けにシンプルで容易なアプローチを提供します。これにより、設計技術者は、さまざまな制御ポイントにZigBeeノードを配備でき、ワイヤレスでそれらのノードをBL4S100ボードに接続できます。BL4S100 SBCは、ZigBeeノードからデータを収集・照合でき、イーサネット経由でサーバにそれをアップリンクすることが可能です。例えば病院では、BL4S100を使って機器をZigBee経由でサーバにリンクすることで、患者のデータを簡単かつ能率的に保持することができます。また、ビル内の温度や照明の制御も、同様のネットワーク設定で実現できます。
高性能の「BL4S200」シリーズは、BL4S100シリーズより高いクロックスピードと2倍のI/Oを備え、Wi-FiかZigBeeのコネクティビティを選択できます。本シリーズは、データロギング、機器による測定、モータやリレー(継電)、ソレノイド(電磁)の制御といった、重要なデジタルとアナログI/Oを必要とするアプリケーションに理想的です。例えば、企業はBL4S200シリーズを使用することでZigBeeピアツーピア・ネットワークを展開でき、製造プロセスの制御・監視、中央指令システムにデータをアップリンクできます。
Rabbit4000マイクロプロセッサをベースとしたBL4S100シリーズは、商用および工業アプリケーション向けに設計リソースを提供するためのアナログ入力、汎用I/O、シリアルポート、ZigBeeならびに10 Base-Tイーサネットコネクティビティを搭載しています。DigiのXBee ZB RFモジュールは、ノード選択の柔軟性を提供している他のメーカの市販のZigBee PRO対応機器とも互換性を持っています。Rabbit4000とRabbit5000マイクロプロセッサをベースとしたBL4S200シリーズは、Wi-Fi、ZigBee、イーサネットネットワークオプションを備えています。本製品は、幅広い設定が可能なI/Oリソース、Rabbit RIOチップを使ったI/O拡張、マルチチャネルのアナログ入出力を搭載しています。
BL4S100とBL4S200開発キットは入手可能です。これらのキットには、組込み開発を容易に行うために不可欠なハードウェアおよびソフトウェアツール、定評のあるRabbitのDynamic C統合開発環境が含まれます。BL4S100キットは199ドルで、BL4S200キットは299ドルでそれぞれ提供します。BL4S100 SBCは、500ロット以上で98ドル、BL4S200 SBCは、同じく176ドルとなります。詳細は、 (リンク ») をご覧ください。
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1985年に設立されたディジ インターナショナル社は、米国ミネアポリスに本拠を持つ、ビジネス向けデバイスネットワーキングのリーディングカンパニーです。ネットワークやWebを介してローカルもしくはリモートの電子機器に接続するあるいは安全に管理するための信頼性のある製品とテクノロジーを開発します。ディジは、性能、柔軟性、品質の最高水準を提供し、世界的なネットワークの販売代理店やリセーラ、システムインテグレータ、OEMを通じて製品を届けます。
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