2008年は、ウルトラワイドバンド(UWB)技術にとって厳しい年であったと、米国調査会社インスタット社は報告する。UWBチップメーカーは、2008年半ばに3社減少して、今は4社である。Focus Semiconductorは破産を宣告、WiQuestは廃業、Intelは計画を中断、ArtimiとStaccato Communicationsはベンチャー投資家の勧めによって合併した。
「これらの動きは予測されていたが、UWBデバイスの出荷数が下降するに伴って、市場のUWB技術の頓挫の噂が持ち上がった。明るい材料としては、UWB機能搭載のモバイルPCが急速に伸びていることがあげられる。2008年のその他の好材料は、世界標準の標準化と、世界の多くのメーカーがUWBチップのSKU(商品を識別する固有の文字・番号)を採用したことである」とインスタット社のアナリストBrian O'Rourke氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ 2008年、26万5000台のPCにUWBが搭載された
■ 2008年のUWB周辺機器は、アフターマーケットUWBハブとアダプタであった
■ 2008年に、日本で世界初のUWB機能のあるデジタルテレビが出荷された
インスタット社の調査レポート「UWB市場調査 2008年:市場概況、技術、関連企業、2012年までのアプリケーション別予測 - UWB 2008: Short-Term Problems and Long-Term Potential」は、 WiMediaとプロプライアタリバージョンの両方のウルトラワイドバンド技術の世界市場を調査した。主要な製品カテゴリーのウルトラワイドバンドの普及率と、UWB搭載カードやドングルの出荷数、UWBネットワーク出荷ポート数、UWB機能搭載デバイスの出荷数を2012年まで予測し、市場セグメントの分析やシリコン企業・IP企業のプロフィールを提供している。
【調査レポート】
UWB市場調査 2008年:市場概況、技術、関連企業、2012年までのアプリケーション別予測
UWB 2008: Short-Term Problems and Long-Term Potential
(リンク »)
インスタット (In-Stat)について
(リンク »)
※このプレスリリースに関するお問合せ
(リンク »)
株式会社データリソース
107-0052 東京都港区赤坂4-5-6
Tel:03-3582-2531Fax:03-3582-2861
(リンク »)
Eメール:info@dri.co.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。