全米科学基金、Energid Technologiesを支援―広範なロボット把持の実現へ

JCN株式会社

2009-03-31 09:00

Cambridge, MA , Mar 31, 2009 - (JCN Newswire) - 全米科学基金は、Energid Technologies Corporationに対し、ロボット把持機能の新しいアプローチ開発への資金支援を行います。Energidでは、ロボットが実世界で実際に物体を操作できるようにするための、実際的かつ再使用可能なツールを開発します。
Cambridge, MA , Mar 31, 2009 - (JCN Newswire) - 全米科学基金は、Energid Technologies Corporationに対し、ロボット把持機能の新しいアプローチ開発への資金支援を行います。Energidでは、ロボットが実世界で実際に物体を操作できるようにするための、実際的かつ再使用可能なツールを開発します。

現在のロボットは、工場のようなきちんと整った環境においては物体を取り扱うことができますが、物体を扱う環境が不確定要素が多い場合や、周囲の条件に不明の点が多い場合には、ほとんどの場合、パフォーマンスが悪くなります。屋外や家庭、通常の職場において人間を支援するような次世代のロボットでは、不確定要素の多い環境においてこのような操作を行うことが必要になります。

このニーズに応えるため、Energid Technologiesでは再使用可能なソフトウェアツールの開発を進めています。これは、前もって知らなくとも多様なタイプの物体を実際的に把持・操作することができる、さまざまなロボティックシステムに適用することができます。このツールは迅速に作動し、設定が用意で、すばやく適用することができるものになります。

Energid Technologiesのプロジェクトに関する主席研究者Yung Liは次のように語っています:「現在当社が開発しているシステムは、1本または2本の手で作動し、複雑な環境において固定または移動中の物体をつかむことができます。風に揺れるオレンジの実を収穫したり、テーブルから落ちるコーヒーカップを受け止めたり、そんなことのできるロボットを考えてみてください。」

このシステムでは、物体のタイプに合わせた最適アプローチを選択するための把持アルゴリズムデータベースを活用し、アプローチのうち使用できない角度や、壊れやすい障害物なども含めた、さまざまな環境に合わせて把持方法を変更します。把持する物体は、コーヒーカップのような固い物もあれば、キュウリのような軟らかい物、はさみのように関節でつながった物体もあります。このデータベースを構築するための新しいソフトウェアの作成が、プロジェクトの要となります。

このプロジェクトの結果、他のロボット研究や開発による事実上あらゆるロボットハードウェアに適用できるソフトウェアツールキットが誕生します。

このプロジェクトを担当するソフトウェア上級エンジニアのJustin Keeslingは次のように語ります:「Energidは、市販用のActinロボット制御・シミュレーションツールキットの構築によりこれを実現しようとしています。このシステムは、非常に効率的なだけでなく、適用もきわめて簡単です。」

詳しくはEnergid TechnologiesのYing Li (1-888-547-4100 内線419)、またはNational Science FoundationのJoshua Chamot (1-703- 292-7730) にお問い合わせください。

Energid Technologiesについて

Energid Technologiesでは航空宇宙や農業、運輸、国防、医学分野でのロボット応用のためのツールを開発しています。Energidの製品Actin(TM) およびSelectin(TM) は、伸張性のあるソフトウェアツールキットの形態で最先端ロボティクス技術を供給するものです。Energidは複雑系における計測・制御・シミュレーションを専門としています。

(c) 2009 Energid Technologies Corporation. 無断転載を禁じます。Actin、Selectin、およびEnergidロゴはEnergid Technologies Corporationの商標です。

広報連絡先
Ying Li
1-888- 547-4100 内線419
yl@energid.com
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