米ハミルトン・サンドストランド社、PTC(R)ソリューションを選定 S1000D規格準拠を強化

Arbortext(R)導入でS1000Dに準拠した技術マニュアル作成のプロセスを自動化

PTCジャパン株式会社

2009-03-31 00:00

【2009年3月31日】PTC(本社:米国マサチューセッツ州、Nasdaq: PMTC、会長兼CEO:リチャード・ハリソン)の日本法人であるPTCジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)は、米ユナイテッド・テクノロジーズ(United Technologies Corporation)社の子会社であるハミルトン・サンドストランド(Hamilton Sundstrand)社(本社:コネチカット州ウィンザーロックス)が、同社が発行する技術文書を正確にS1000D規格に準拠させるためArbortextを採用したとの米PTC社の発表を明らかにしました。
「Arbortext for S1000D」はPTCの製品情報提供ソリューションで、構造化された文書作成やテクニカルイラスト、文書発行、対話型電子技術文書(Interactive Electronic Technical Publications, IETP)の発行および表示などを、航空宇宙防衛1000D規格(Aerospace and Defense Specification 1000D)に準拠して実施するためのソリューションです。1999年からの顧客であるハミルトン・サンドストランド社は、今回のS1000Dに対応するためPTCソリューションを導入し、PTC製品開発システム(PDS)の活用範囲を拡大しました。

S1000Dは民間用および軍用航空宇宙・防衛(A&D)業界における技術文書の作成、管理、および提供に関する国際規格です。「Arbortext for S1000D」は規格に準拠しているかを迅速に確認し、製品情報のクオリティと正確さを向上させるための機能を標準機能として盛り込んだ一体型のソリューションです。ハミルトン・サンドストランド社はArbortextを活用することで、全世界における航空宇宙防衛設備の保守に必要となる大量の製品情報を作成、管理、そして発行することが可能となり、同時に情報セキュリティの向上や開発推進力の維持、S1000Dへの準拠が実現します。さらに、一体となって動作するソフトウェア・コンポーネントも提供され、S1000Dデータの再利用、迅速で正確な部品カタログ作成やIETPの表示にも対応します。

ハミルトン・サンドストランド社技術文書部門マネージャーのティモシー・ロフタス(Timothy Loftus)氏は、「Arbortextの導入により、当社にとって拡張性のある高度なソフトウェアが単一ベンダーから提供されました。技術文書作成のプロセスが迅速になり、製品の納期が短縮されました」と述べています。同社の開発プログラムにはエアバスA400M、A350XWB向けの様々なシステムが含まれています。

PTC製品および産業戦略担当ディレクター、ピーター・ベリキン(Peter Velikin)は、「S1000Dは、地域を問わずサプライチェーン全体において構造化された製品情報の交換および提供のためのプロセスを規定していることから、航空宇宙防衛業界における製品関連文書やテクニカルイラストの規格として急速に拡張しています。ハミルトン・サンドストランド社に、S1000Dに準拠する技術文書作成のサポートをする一体型ソリューションを提供できることを喜ばしく思います」と述べています。

* S1000D
民間および軍事航空宇宙・防衛(A&D)産業におけるテクニカル パブリケーションの作成、管理、維持のための国際仕様です。現在、A&D機器を開発する多くの組織がS1000Dの採用を進めています。米国防総省、民間および軍用の航空機メーカー、航空会社、造船会社、陸上戦闘システムメーカー、および世界中の防衛施設向けに設計されたほとんどの種類の機器のメーカーが、この標準の導入、さらに場合によっては義務化を進めています。


ハミルトン・サンドストランド社について
ハミルトン・サンドストランド社はコネチカット州ウィンザーロックスに本拠を置く企業で、2007年度売上高は56億ドル、従業員数は全世界で約18,600名です。技術的に高度な航空宇宙製品や工業製品の分野では世界最大級のサプライヤであり、航空宇宙システムの設計、製造、サービスの提供を行い、商用、地域用、法人用、軍用の航空機向け統合システム・ソリューションを提供しています。また、国際宇宙プログラムにおける主要サプライヤでもあります。Webサイト: (リンク »)


PTCについて
米国マサチューセッツ州に本社を置くPTC(Nasdaq: PMTC)は、製品開発におけるグローバル化、市場投入時間の短縮、業務効率の追求など、製造業における企業の個々の課題に対応するソフトウェアとサービスを提供しています。重工業、電子・ハイテク、航空宇宙・防衛、自動車、消費財、医療産業においてPTCのCADソフトウェア、コンテンツ管理およびプロセス管理ソリューションを活用することにより、企業は主要な経営目標の達成ならびに顧客ニーズと業界法令基準双方に適合する革新的な製品開発の実現を可能にしています。

PTCジャパンについて
米PTCの日本法人(本社:東京都新宿区、社長:井上 公夫)。PLMソリューション製品群「Windchill」、コラボレーション環境に対応した機械系高機能3次元CAD/CAM/CAE「Pro/ENGINEER」、エクスプリシット・モデリング/データ管理ソフトウェア「CoCreate」、製品情報提供ソリューション「Arbortext」、技術計算/ドキュメント化支援ソフトウェア「Mathcad」、データ・ビジュアライゼーション・ソフトウェア「ProductView」を販売、併せて製品開発業務プロセス改革コンサルティング、製品教育サービスを提供。1992年3月設立。国内5事業拠点。Webサイト: (リンク »)

* PTCの社名、ロゴマークおよびArbortext、Windchill、Pro/ENGINEER、CoCreate、Mathcad、ProductViewなどすべてのPTC製品の名称およびロゴマークは、PTC(米国および他国の子会社を含む)の商標または登録商標です。その他、記載している会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
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