2008年のWi-Fi市場において、2WireとThomsonは年間出荷数を約60%伸ばし、2大勝者となった。2社はそれぞれ、市場全体に比べて、非常に大きな市場シェアを獲得したと、米国調査会社インスタット社は報告している。2Wireは11%、Thomsonは8%であった。その他の主要企業であるLinksys、Netgear、D-Linkの2007-2008年の成長は、前年並みか下落していた。
2008年の第4四半期に、世界のWLAN市場全体の収益は、前年比(YoY)2.4%下落しており、2007年第4四半期の11億9000万ドルから、2008年第4四半期の11億6000万ドルであった。2008年第4四半期は、市場全体が落ち込んだにもかかわらず、IEEE802.11nドラフト(draft 11n)製品の収益と出荷数の成長は80%以上の伸びを示した。
「現在の世界不況の中でも、Wi-Fiは、その低コスト、柔軟性、技術の成熟によって、ビジネス市場においても消費者向けにも価値のある技術として成長し続けるだろう」とインスタット社のアナリストVictoria Fodale氏は語る。
インスタット社は、下記についても調査した。
■ 前四半期と比較した(QoQ)世界のWi-Fiの収益は5.2%下落し、出荷数は前年比でも前四半期比でも下落した
■ 消費者/中小企業カテゴリーでは、D-Link、NETGEAR、Buffalo、3Comの4社はすべて、2008年第4四半期に、ドラフト11n AP(アクセスポイント)の出荷数を上昇させた
■ ドラフト11n NIC(拡張カード)の2008年第4四半期のシェアは、Linksysが31.6%、D-Linkが22.3%、NETGEARが19.7%、Buffaloが12.5%であった
インスタット社の調査レポート「2008年第4四半期 WLAN市場シェア調査 - 4Q08 WLAN Market Share Report」は、2008年第4四半期のWLAN市場を調査した。出荷数と第4四半期のメーカーの収益に基づいた、企業とSOHO/消費者市場のベンダの市場シェアを記載している。無線技術標準と機器のフォームファクタ毎に、アクセスポイントとNICの総数、マルチモード/802.11g/Draft N、地域毎(北米、欧州・中東・アフリカ、アジア太平洋地域、その他の国々)のデータを掲載している
【調査レポート】
2008年第4四半期 WLAN市場シェア調査
4Q08 WLAN Market Share Report
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