モバイル経由の広告費は、今後5年間、不況にもかかわらず力強く成長するだろうと、英国調査会社ジュニパーリサーチ社は報告している。調査レポート「モバイル広告市場調査 第2版:市場成長促進/阻害要因、ビジネスモデル、2014年までの予測 - Mobile Advertising:Delivery Channels, Business Models & Forecasts 2009-2014 (Second Edition)」は、世界的な不況による予算の削減は、広告チャネルの移行を引き起こし、消費者との結びつきの必要性やROI(return on investment、費用対効果)の明確化が可能なモバイル広告は、重要な広告メディアとみなされるようになったと報告している。
しかし、この調査レポートは、モバイル広告は急成長しているものの、まだまだ初期の広告メディアであり、2014年でもまだ世界の広告費の1.5%にすぎないだろうと指摘している。
多くの有名ブランドがモバイルプラットフォームにそれなりの金額の投資をしたものの、広告主はまだ、モバイル広告が大きな広告費を投入するほどに信頼できると確信したわけではない。調査レポートの著者Dr Windsor Holden氏は、「モバイル広告への投資は、各ブランドの広告費の中での割合はまだ小さい。モバイル広告には、非常に個人的である特性とか、高度にターゲットを絞った広告が実施できるといった利点があるにせよ、広告主は、広告ターゲットがクリティカルマスに達したと確信するまでは、広告費用を拡大しないだろう」と指摘している。
ジュニパーリサーチ社は、下記についても調査した。
■ 2009年には、モバイルインターネットは、最も人気のあるモバイル広告配信チャネルとなり、予測期間中の広告費の最大の割合を占めるだろう
■ CPC(Mobile Cost Per Clickthrough、クリックあたりの広告費)とCPM(Cost Per Mille、Webサイトの広告掲載料金の単位)は、不況のため、過去数年間で急落した
■ モバイル広告の反応率は、他のメディアに比べて高い
この調査レポートは、モバイル広告市場のインタビュー、ケーススタディ、主要企業等への調査の回答から、モバイル広告の現状と今後を分析している。
【調査レポート】
モバイル広告市場調査 第2版:市場成長促進/阻害要因、ビジネスモデル、2014年までの予測
Mobile Advertising
Delivery Channels, Business Models & Forecasts 2009-2014 (Second Edition)
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