NBAは、研削砥石関連製品の開発・製造のために1980年代からメインフレームをベースとした基幹システムを構築・運用し、ノリタケグループの製品の素材、素材の粒度、素材の調合や焼き固める技術、温度など経験やノウハウに基づく“情報”の精度を保っていました。しかし、長期間の使用でシステムは老朽化し、手作業から発生する誤配送を含めた管理運用の改善、担当者の工数削減といった要求にも早急に対処する必要がありました。そこで、2006年に、よりコストパフォーマンスの高いオープンシステムへの移行に着手しました。
大量帳票印刷のオープン化に「SVF・RDE」が採用されたポイントは以下のとおりです。
・大量帳票のスプール印刷
・帳票の再印刷機能
・出荷案内書と梱包ラベルのリアルタイム印刷
・既存システムでの導入実績(安定した運用稼動)
新しい生産管理システムは、2008年11月から順次リリースされ、販売会社を含め2009年6月から全面稼働しています。具体的には、製造伝票に印字してある製造番号のバーコードをハンディターミナルが読み取り、出荷案内書や梱包ラベルなど約30種類の帳票をリアルタイムに印刷する仕組みにおいて、SVF / RDEが帳票運用の役割を担っています。6つの工場から23個所のアクセスポイント/制御用PCを経由して送られてくるハンディターミナル32台のデータは1日あたり3000件程度、生産管理システムで処理されたデータは、SVFサーバで帳票に加工され、現場の27台のプリンタに出力されています。
<導入効果>
・全工場で、年間1200 万円のコスト削減/業務効率の向上/誤配送防止/作業工数の削減
<導入前の運用>
・日当り3000 枚程度出力される帳票を工場ごとに印刷し、裁断・仕分けする作業が必要。
・配送先の変更が発生した際は、変更内容を配送センターにFAX で送り、配送担当者は出荷案内書を探して配送先を変更するという作業が必要。
・手作業による伝票照合を行っていたため誤配送が発生
<導入後の運用>
・帳票の一元管理を実現し、各工場から担当者が必要な帳票を、必要な時に、必要なところで、直接印刷することができる。
・配送先の変更が発生しても、営業担当者が自分のPC からリアルタイムに変更作業を行うことができる。
・誤配送の防止
なお、NBAのSVF/RDE導入事例の詳細については以下URLをご参照ください。
(リンク »)
[株式会社ノリタケ ボンデッドアブレーシブ] (リンク »)
設立:2002年4月1日(ノリタケカンパニーの研削砥石部門から分社)
所在地:名古屋市西区則武新町3-1-36
事業内容:研削砥石の製造と研削・研磨に関連する製品の販売を展開。
[ウイングアーク テクノロジーズについて]
「Form&Data」のウイングアーク テクノロジーズは、大手SI企業や企業の情報システム部門が取り組むシステム開発と現場業務の効率化をはかるため、「帳票、レポート、ドキュメント」の分野に特化したツール・ミドルウエア製品、サービス、サポート、導入支援、トレーニング等のサービスを提供します。とくに、情報システムに共通する「データ」のINとOUTに対して、業務に見やすい「フォーム」を使ったユーザインターフェイスによって、ソフトウエアの組み合わせによる短期システム構築と、わかりやすい業務の運用を実現しています。
・「SVF」【帳票出力】基幹系帳票システムの統合・共通化、帳票運用の効率的な一元化
・「Dr.Sum EA」【データ活用】業務に蓄積されるデータの高速な集計分析と可視化
・「StraForm」【帳票入力】業務にあるドキュメントのデータ化とWebシステム化
[会社概要]
社名:ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
代表取締役社長:内野 弘幸
設立:2004年3月
資本金:1億円
売上高:81億円(2009年2月期)
従業員数:185名(2009年2月現在)
事業内容:帳票・レポート・ドキュメントの分野におけるソフトウエア製品の開発、販売、導入支援、保守サービスの提供。
URL: (リンク »)
<製品に関するお問合せ先>
ウイングアーク テクノロジーズ株式会社
〒108-0075 東京都港区港南1-8-15 Wビル14F
TEL:03-6710-1700 FAX:03-6710-1701
E-mail:tsales@wingarc.co.jp
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